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もしも野獣先輩達が普通に高校生だったら。 作者:北条トキマサ
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出会い

高校2年生と化した田所浩二!そしてその仲間達、すべてはここから始まった!
ありがとうございました! という大きな声が武道場から聞こえてくる。
「ぬわああん、疲れたあもーん、やめたくなりますよね!」
彼は田所浩二、ニックネームは野獣先輩だ。
「今日は疲れたゾ~」
彼は3年生の三浦、ニックネームはMUR。
「MURさん腹へんないすか?」
「腹減ったな」
「インスタントラーメンしかないけど、いいすかぁ?」
「おっそうだな」
野獣先輩は電気ケトルの電源をつける。
「そういえば明日入学式っすね!」
「あっそうだったなあ」
「空手部に入部してくれますかね?」
「勧誘するゾ」
「いいっすね!」
するといつの間にかお湯が湧いていたのであった。

翌日の朝、先輩達は朝のランニングをしていた。
するとそこに、入学生が並んでいた。
「MURさんこいつらっすね?」
「そうだよ(便乗)」
すると、列の中から手を振ってくる男がいた。
「先輩!」
「おっ! 遠野じゃないか!合格したんだ?」
「はい、なんとかですが...」
「うれしいダルぉー」
「この学校は水泳部が強いからな、ついていけるように頑張れよ!」
「はい!」
そして野獣先輩達はランニングを終えて教室に戻る。
(俺はクラスではぼっちっていう事、はっきりわかんだね。)
そして先生が言った。
「並べ、入学式に行くぞ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ざわ ざわ ざわ ざわ
「只今より、平成810年度 第114514回 淫夢市立 胃苦胃苦高等学校入学式を開始します!」
そして校長が階段に上がってくる。
「猿?」 ざわ 「リスだろ?」 ざわ
ざわざわ
「ゴオオオオ......」
おぞましい声を上げるのは、胃苦胃苦高等学校の校長、スローロリスの淫夢くんである。
「これで入学式を終わります!」

部室に向かう先輩達は言った。
「ぬわああん疲れたあもーん!」
「入学式やる意味あったんすかねあれ?」
「ないゾ~絶対」
などと話していると、武道場についた、だがその裏からなにやら話し声が聞こえる。
「ちょっと見てきますね!」
タタタ

「おいゴルァ!! 座れオイ、誰にぶつかったと思ってんだよ、学生証持ってんのか?見せろ!」
彼は3年の学校の番長TNOKである。
「おい、あくしろよ。」
「おじさん達やめちくりー」
「おん前!! 誰に向かって口聞いてんだコラァ!!」
「痛い!! 痛ああい!!!やめてええ!!」
ムチを持ったもうひとりの男は、新一年生をいたぶるのが大好きな2年生、通称 虐待お兄さんである。
そこに野獣先輩がうって入る。
「お前達! 頭にきますよ!」
「なんだテメエ、部外者は黙ってろや。」
「俺さあ、ここ使うからさあ、どいてくれない?」
「ワンワン鳴いたら移動してやるよ。」
「は?(威圧)」
「退かないんだったら天元突破ですよ!」
「何わけわからんこと言っとんじゃボケェ!!」
その瞬間野獣先輩はトレーニングで鍛えた体、そして空手の技が、TNOK達を吹き飛ばす!
「グハッ! お前空手部か!」
「番長ならもっと強いのかと思ってたけど、大したことないっすね!」
「覚えてローー!!」

「大丈夫かい?一年生!」
「うん、ありがとうございました。」
「名前何ていうの?」
「ぼくひで」
「ひでくんか、気をつけるんだぞ」
「はーい!」

MURは...隠れていたようだ。
「MURさんも手伝ってくれれば良かったのに!」
「おっそうだな(適当)」
そしていつも通りに練習を始めていくその時、ガラガラとドアが開いた。
「失礼します。」
そこには、なかなかハンサムな男が立っていた。
「おっ、なんすかぁ?」
「あの...空手部に入部したいんですが...」
「。。。。。」

「ファッ!?」
「ダメですか?」
野獣は満面の笑みで。
「いいよいいよいいよ~! むしろウェルカム」
野獣先輩はMURを呼んできた。
「おっ、どうしたんだ?」
「MURさん新入部員ですよ!」
「えっ?!」
「あの..申し遅れましたが自分、木村と言います。KMRと言っていただくと光栄です。」
「おっ了解」
「とりあえずさ、上がってってよ」
野獣先輩はKMRを和室へ案内する。
「KMRさあ、空手やったことあんの?」
「はい、小学校5年生から中学2年生までやってました。」
「いいゾ~それ」
MURは時間を見る、いつの間にか6時だった。
「というか、MURさん、KMR腹へんないスカ?」
「腹減ったなあ」
「この辺にぃうm(ry」
「おい田所、またラーメンか?」
そこでKMRが。
「あの、もしよろしければうちに来ませんか?」
「えっなんか店やってんの?」
「両親がカレー屋を営んでるんです」
「いいゾ~^」
「決まりだな!じゃけん夜行きましょうねー」
そして3人は仲良くカレーを食べました。めでたしめでたし。



次回: 迫真空手部に新たな仲間も加わり、さらに過激度を増していく、胃苦胃苦高等学校、しかしその裏では....?
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