2016.6.9のニュース
韓国で広がる本格和食 舌肥え、料理学校も人気
dly1606090026韓国で本格的な和食が徐々に浸透している。和食を専門的に学んでいない経営者が「日式(日本式)」を掲げる飲食店も依然あるが、訪日観光客の増加により、韓国人の目や舌は肥えてきている。グルメブームを追い風に、だしの取り方や魚のしめ方など「本物の和食」を伝授する料理学校にも生徒が集まる。
在韓日本大使館がまとめた資料によると、韓国で和食を提供する飲食店は03年の約5千店から13年には約7500店に増加した。
中村調理製菓専門学校(福岡市)のソウル分校「ナカムラアカデミー」では今春、日本料理専門コースに入った生徒数が例年の十数人から定員いっぱいの22人に増えた。
同アカデミー関係者によると年齢は20~60代で、開業を目指す人から自宅で作って楽しみたい人まで目的もさまざま。韓国では「深夜食堂」のリメーク版や「孤独のグルメ」など日本発のグルメドラマが人気で、「本物」を目にする機会も増えている。
(ソウル共同)