日・米・印共同海上訓練 海洋進出を強める中国軍をけん制

06/10 21:29
日本、アメリカ、インドによる共同海上訓練が、10日、長崎県で始まった。沖縄周辺海域での訓練も予定されていて、海洋進出を強める中国軍を強くけん制する形となる。
訓練は、17日までの1週間、長崎から沖縄にかけての海域で行われ、10日朝、長崎県の佐世保港には、インド海軍の艦船4隻が、次々と入港した。
そして、海上自衛隊、アメリカ海軍、インド海軍が参加して、開始式典が行われた。
海上自衛隊第3護衛隊群司令・眞鍋浩司海将補は「(目的は)3カ国共同訓練を通じて、海上自衛隊の戦術技量を向上させるとともに、3カ国の友好促進、そして、関係強化を図るものである」と話した。
3カ国は、南シナ海や東シナ海で、海洋進出を強める中国軍を念頭に、対潜水艦戦訓練などを実施することになっている。
9日未明の中国海軍による尖閣周辺の接続水域侵入について、政府関係筋は、今回の訓練をけん制するため、「中国は、タイミングを見計らっていた可能性がある」、「ロシアの軍艦が、接続水域を横切ったことに便乗して突入したのではないか」と指摘している。

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