どうも、Toshiroです。いつもお読みいただきありがとうございます。今回は「理由と挑戦」というテーマで書いてみます。
リスクとリターン
人は不確実の中で確実を求めながら生きています。何か新しいことに取り組んだり挑戦する時は、確実な方法や安心できる根拠を求めます。
しかし世の中リスクとリターンは常に同じです。確実なところに大きなリターンというものはありません。不確実なところに挑むからこそリターンが期待できるのです。
つまり、リスクとは不確実性を言うのですが、不確実性の高いところに取り組むからこそ、大きな利益を得る可能性があり、同時に大きな不利益を被る可能性も高いのです。リスクとリターンは均等です。リスクを取るからリターンを期待することが出来ます。
投資がわかりやすいと思いますが、安全性の高い株を買っても大きな利益は期待できません。安全性が高いので利益を得る可能性も高いでしょうが、その利益はごく僅かなものです。
しかし株価が下がって投資家の不安感が高まっているような、このまま下がり続けるかもしれないし、もしかしたら倒産もあり得るかもしれない、という崖っぷちの安い株を買い込んだのなら大きなリターンが期待できます。もちろんその分損する可能性も大きいです。
投資に限らず何でもそうなのですが、世の中は常に変化します。人は無意識的に確実なところを探そうとするので、確実なのであれば(人が多いわけですから)リターンも小さいです。変化の中で不確実を取るからこそ大きなリターンがあります。人は確実で且つリターンの大きいことを求めるのですが、当然ありませんし、だからこそ挑戦(行動)にも移りません。
そんな不確実の多い世の中ですが、そんな中にも信頼できるものがあります。それが理由です。
理由
人はそれを絶対に達成しなければならないという強い理由を持っていれば、それを確実に達成していきます。リスクを確実にしていくものは、知識や情報、権威、根拠などではなく理由なのです。
多くの場合、まずはじめに方法を探します。確実に目的を達成させてくれるような方法を探します。なぜなら不安だからです。「これだったらうまくいきそうだ」「あの人が言っているんだから安心だ」というものを求めます。
しかし何度も言っているようにリスクとリターンはイコールです。不確実だからこそリターンがあります。確実な方法があるのならば人が集まりますから結局リターンは少なくなります。確実なところにチャンスはありません。
方法ではなく、まず挑戦することです。その挑戦のために絶対的な理由が必要なのです。方法が先にあるのではなく、理由があるからこそ方法が見えてくるのです。
例えば、わかりやすいようにお金を例にしますが、3億円が欲しい場合、多くの場合は「3億円くらいの大金あれば一生楽なんだけどなぁ」「3億欲しいなぁ」という漠然とした理由です。行動するにしても宝くじに頼る程度でしょう。
しかしこれが「愛する子どもの病気の治療費に3億が必要だ」ということになれば絶対に行動は変わってきます。漠然とお金が必要な人はそんなに大した行動は取らないのですが、このような絶対的な理由があるのなら、人に何と思われようが、頭下げて募金を募りったり、仲間を集めてきてみんなで協力してお金を集めるし、チラシやホームページ、場合によってはマスコミなども巻き込んで、頭下げてプライドも関係なく「お願いします」と言ってお金を集めます。
3億集めると言うと「いや無理でしょ」というような感じになりますが、絶対的な理由があれば人は行動します。無理だろうがなんだろうがやるんです。
理由において最も強いと思われるのが愛情によるものです。今の例もそうですが、親の子供に対する愛情はすさまじいです。シングルマザーの方なんか本当にすごいです。どんなに忙しくても仕事をしてお金を稼ぐし、仕事で忙しくても家事や子育てに全力を注ぎます。
なぜ挑戦しないのかというとものすごく簡単で理由がないからです。考えてみれば当たり前の話ですが、理由もないのに何となくリスクを取る人なんかいません。何となく「お金が欲しいな」と考えている人はおそらくさほどお金が必要ではないのでしょう。
今の時代の流れとしては、「お金がないから子どもを作らない」という感じらしいのですが、「子どもが欲しいからお金が必要となる」のでは、と感じます(子どもが欲しいかどうかは全くの個人の自由ですから私がどうこう言えるものではないのですけれども)。だからこそシングルマザーの方は厳しくても頑張っているわけです、子どもを何とかしないといけませんから。
理由を作る方法
理由を作る方法としては、まず自分を追い込むことが挙げられます。何年何月何日何時までにこうなっていなければならない、というように自分を追い込むことです。達成できなければお菓子抜きのような条件を付けるのもいいでしょう。
もう一つの方法は愛情の対象を見つけることです。親の子供への愛情のように愛情は非常に強力です。愛情の対象を見つけ、「これのためになんとかしなければならないのだ!」という強い信念のようなものを持つことが出来れば、もう誰も止められません。
理由を作る方法に関係なく言えることは、理由は自分で見つけなければならないということです。理由は他人から与えられるものではありません。万人に共通する理由があるわけでもありません。理由は自分で作るものです。
もし仮に他人からそういうものを与えられたとしてもそれは他人の評価に基づいたものですから、自分の人生ではないです。よくあるのが、良い大学出ていい会社に入って・・・というものも他人の評価に過ぎず、結局のところ自分の選択ではありません。
もちろん、それを自分で望んで良い大学、良い会社を目指しているのならば大いに自信と誇りを持つべきです。「良い会社に入って何になるの?」と言われれば、どうせ僻みだろうと無視すればいいのです。
確かに理由はそう簡単には見つけられるものではないです。しかしそれを見つけることが出来れば、苦しくとも実りのある生活が送れると思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
Toshiroでした。それでは、また。