読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜行性🌙サナトリウム

大阪在住のオジサンが戯言、譫言、寝言の数々を綴ります。

【アルスラーン戦記・衝撃の訃報】軍師ナルサス死去・尊師は英雄王!?【皆殺しの田中健在】

漫画、小説

約30年続く小説【アルスラーン戦記

f:id:robin4811:20160612234814j:plain

ネット上やAmazonの読者reviewに情報が十分に上がるのを待っておりました。もう、このブログを書いても良いでしょう。とはいえ、まだ読んでいない方のために、最新刊の詳細なネタバレは控えておきますね。とりあえず、この【アルスラーン戦記】について少々解説を・・・。

 

既刊一覧

角川文庫版

第1巻「王都炎上」(1986年)
第2巻「王子二人」(1987年)
第3巻「落日悲歌」(1987年)
第4巻「汗血公路」(1988年)
第5巻「征馬孤影」(1989年)
第6巻「風塵乱舞」(1989年)
第7巻「王都奪還」(1990年)
第8巻「仮面兵団」(1991年)
第9巻「旌旗流転」(1992年)
第10巻「妖雲群行」(1999年)

カッパ・ノベルス版

第1巻「王都炎上」 第2巻「王子二人」
第3巻「落日悲歌」 第4巻「汗血公路」
第5巻「征馬孤影」 第6巻「風塵乱舞」
第7巻「王都奪還」 第8巻「仮面兵団」
第9巻「旌旗流転」 第10巻「妖雲群行」
第11巻「魔軍襲来」(2005年)
第12巻「暗黒神殿」(2006年)
第13巻「蛇王再臨」(2008年)
第14巻「天鳴地動」(2014年)
第15巻「戦旗不倒」(2016年)

 

あ!書き遅れました!!いつも来て下さる皆様、ありがとうございます。旅寅です。今なかなか更新ができずに・・・本当に申し訳ありません。未更新でも多くの方々が来て下さるようになって、嬉しいやら申し訳ないやら・・・またその内、更新頻度は復活致しますので、今後もお付き合いのほど、宜しくお願い致します。それから読者登録して下さった方々、ブックマークを下さった方々、放置にも拘わらず、本当にありがとうございました。お暇な時にでもまたいらして下さいませ♪

 

では話を戻しまして、【アルスラーン戦記】を知らないという方でも読み得る内容で書いてみたいと思います。

 

この作品の1巻が発売されたのは、1986年。

 

僕は、中学1年生、13歳でしたね。そして今は結婚もして子供もいる42歳・・・いやいや、恐ろしく時が流れたもんです(汗)

 

約30年

 

読み始めが50歳だったら、結末まで読み切れなかったかもしれませんね。30年といえば、1巻発売時、やり手の営業マンだった青年が、15巻が発売された現在は、既に定年退職している・・・というような膨大な時間です。よくもまぁこれだけの期間、1つの作品を読み続けてきたものだと我ながら感心。誰も褒めてくれませんので、「アルスラーン戦記」を初期からお読みのファンの皆様、お互い褒め合いませんか?

 

俺って偉い!!

 

皆さん、凄い!!!

 

・・・おっと、つい、取り乱してしまいました。申訳ありません。

 

ところで、長期に渡り物語が【途切れ途切れ不定期的ながらも】続いている未完の作品って、漫画や小説に結構ありますよね??例えば有名どころでは・・・。

 

グインサーガ】※作者のご逝去により絶筆。

【飢狼伝】

NANA

ガラスの仮面

ベルセルク

【バスタード】

【HUNTER✖HUNTER】

バガボンド

ファイブスター物語

【ワンピース】(最近休載多し)等・・・。

 

上記は調べたわけではなく、僕が雑学的に知っている、という程度の知識ですので、もしかしたらもう完結したものがあるかもしれません。メジャー中のメジャー作品ばかりですので、皆さん、どれかは読んだり観たりしたことはあるでしょう。

 

休載、未発表が長期間に及んでも尚・・・

長く続く作品というのは当然、それだけの支持を得ているからこそ続いているのであり、そしてその強固な支持は即ち【利益】を生むわけです。それらの作品は優れているが故に、当然、映像化されたり、ノベライズが漫画化されたりもする。休載や未発表期間が長期に渡ってもファンを拡大獲得し、肥大化してゆくドル箱作品達・・・。それを手放せるはずのない出版社は、執筆再開を待つしかないでしょうね。例えその休載の理由が単なるサボリであろうと、病気であろうと、才能の枯渇であろうと、作者からしたら【書けないもんは書けない】わけで、売り手や読み手にどうこうすることは不可能です。毎日毎日契約とサラリーに縛られる会社員からすればあり得ない話ですが、ま、【惚れた弱み】だと待つしかないですわな(笑)そしてそういう側面から逆に考えると、途切れることなく書き続けられている【こち亀】や【ゴルゴ13】の作者が、いかに驚異的に偉大かが分かりますね。

 

個人的な見解で言えば・・・

 

僕は全然、待つのはOKです。というより・・・慣れました、待つことに(笑)田中芳樹氏のファンになるということは、それ即ち【待つ】ということ。20年以上放置されていた【タイタニア】が昨今無事完結し、同様の【創竜伝】もそのうち出るかとも思うのですが、もう・・・新刊が出るたびに既刊を読み直す作業の繰り返しです(内容忘れてますから(笑))そしてこれがまたタチの悪いことに・・・読んでも読んでも、何回読んでも面白いんですな( ;∀;)全く【性悪女】に惚れたようなものです(笑)よく【HUNTER✖HUNTER】の富樫氏の休載が批判されているのをお見掛け致しますが、

 

(全然マシ!!)

 

とか思ってしまいます(笑)今、今夏公開の映画との両立でよくお休みになる【ワンピース】の尾田氏なんて、可愛い可愛い!!ちょっと休んで映画が更に面白くなるなら、本当のファンなら、全然大丈夫ですよね??(そんなことなーい?)

 

・・・で【アルスラーン戦記】です。

 

上の資料でいくと、9巻から10巻の間、約7年間の空白がありました。これは・・・正直言うとこたえました(笑)7年って・・・小学校生活より長いじゃん!?(汗)処女がお母さんになるくらいの長きに渡り、音沙汰なしだったわけです。

 

そしていきなり出た新刊は・・・

 

出版社は変わるわ、挿絵もかの天野喜孝氏から丹野忍氏に代わるわで、最早作品イメージさえ変わった印象を受けましたが、(ようやくか・・・)と半ば呆れつつ読んでみれば・・・これがまた面白かったりするんです(涙)

 

僕も大概沢山の書物を読み漁って来ましたが、田中氏の文章は、いわゆる「常習性有」の典型。「天才だ」と個人的には感じています。それを証拠に氏の作品の多くが小説という枠内に収まらず、映像化(舞台・ゲーム化等)されており、「銀河英雄伝説」に関してはパチンコやパチスロまでにまで浸食してしまう始末。いや、ほんと、僕の財布を物凄く圧迫して下さりましたよ、パチスロの銀英伝は( ;∀;)

 

【皆殺しの田中氏】の描くアルスラーン戦記の終幕とは?

 そして試験勉強中の最中、頼んでいた最新巻【戦旗不倒」が、Amazon から届いてしまいました。

 

(この大事な時によりによって・・・)

 

試験が終わってからにしようか・・・とも思ったのだけれど、結局我慢できずに、数時間で読んでしまったのは言うまでもなく・・・。

 

もう死亡フラグはAV男優並にビンビンに立っていたので意外でも何でもないですが、遂に、やはり、準主役ともいうべき【軍師ナルサス】が死んでしまいました。そしてさらにもう1人(こっちは全くの予想外でしたが)【十六翼将】から欠員が出ました。

 

田中氏、いつもながら無慈悲に殺してしまいましたね・・・"(-""-)"

 

そして次の死亡フラグは読者の方は皆お気付きかと思いますが・・・

 

 

 

主役であるアルスラーン

 

 

 

です。更に1つ、これはネタバレでなくて僕の予想なんですが(まだこれを予想している人はいないかと)蛇王の部下、今はラヴァンに化けている尊師は、もしや

 

 

英雄王カイ・ホスロー

 

 

ではないでしょうか??

とにもかくにもあと1巻で完結です。

 

さてさて、何年後のことになるでしょうか??(笑)