緑豊かな環境づくりを呼びかける「全国『みどりの愛護』のつどい」が、皇太子ご夫妻も出席されて千葉県で開かれました。

千葉県柏市の県立公園の体育館で開かれた式典には、全国各地で緑の保全に取り組む人たちなどおよそ１４００人のほか、皇太子ご夫妻も出席されました。
雅子さまが「全国『みどりの愛護』のつどい」に出席されたのは、平成２１年以来７年ぶりです。
式典では、功績があった団体の代表に国や県から感謝状が贈られました。
そして、皇太子さまが「貴重な緑と、その緑を源とする清らかな水を守り、更に新たな緑を育んでいくためには、多くの人々がその大切さを理解し、幅広く運動に参加することが重要です」とあいさつされました。
続いて公園の広場で記念の植樹が行われ、皇太子ご夫妻は、それぞれ河津桜を植えられました。
ご夫妻は、このあと環境と健康をテーマにした千葉大学の研究施設に足を運ばれました。
そして、植物を眺めたり香りをかいだりすると脳がリラックスした状態になる「自然セラピー」について説明を受けられました。
ご夫妻は、脳の活動の状態がグラフで映し出される実験の様子を見ながら、「植物によって違うわけですか」などと尋ねられていました。