はじめに
日本経済新聞、略して日経。
多くのビジネスマンが愛読している「経済紙」、約300万部の発行部数を誇っています。
あなたは、日経新聞を読んでいますか?
読んでいない方の中には、
「速報性で言えばテレビやインターネット、深さであれば雑誌があるので、わざわざ日経新聞を読まなくても経済情報には困らない」
このように考えている方も、いらっしゃるでしょう。
にも関わらず、上司や先輩たちから、
「日経新聞は、読んでおいたほうがいいぞ」
とすすめられて、訳わからんとなっているかもしれません。
情報を得るという意味では、他のメディアで十分でしょう。
それでも、日経新聞を読むことには、プラスアルファとなるメリットがあると思うのです。
以下、思うところを3点、述べたいと思います。
日経新聞を読むメリット
情報の偏りを少なくする
インターネットでニュースをチェックする人は、新聞社のサイトや、「Yahoo!」などのポータルサイトで、自分が見慣れたサイトを閲覧していると思います。
その際、ヘッドライン(記事タイトル)を見て、気になったものをクリックして読む、
さらにリンクされている関連記事を読んでいき、ひとあたり読み終わったらトップページに戻って、また、ヘッドラインから記事を選ぶ、こんな読み方をされていると思います。
この読み方は、自分の興味・関心があることについては、過去や関連する事項も含め、深く知ることができるのですが、興味・関心のないことには、ほとんど接することがありません。
また、ヘッドラインは頻繁に更新され、どんどん入れ替わっていきますので、目に触れないまま埋没し、過去のものになってしまうものもあります。
これらから、ネットでニュースを見るということは、
- サイトにアクセスしたタイミングで、たまたまヘッドラインに掲載されていたニュースの中から、自分の興味・関心を引くものを選んで読む
傾向にあると考えられます。
つまり、情報の偏りが生じていると言えるのです。
もちろん、これは読み方の問題ですので、過去一覧までさかのぼって、広く目を通せばよいわけです。
が、これが結構、面倒くさいのですよね。
あと、新聞だと掲載されないような「瑣末な情報」も、ネットではニュースとして取り上げられることもありますからねぇ。こんなのを読むのは、本当にムダですから。
一方、新聞は、紙面が広い分だけ、パッと見でたくさんの情報が得られます。興味がない記事も、否応なく目に入ってきます。
紙面というスペースが限定されているところに、編集・整理というフィルターがかかっているので、「ゴミ記事」は掲載されにくい(はず)です。
また、紙を捨てるまでは、手元に情報が残っています。
このようなことから、ネットニュースだけを見るよりも、情報の偏りは、少なくなると言えるのです。
情報の重要度が分かる
新聞では、ニュースの重要度とカテゴリーに応じて、記事の掲載位置とボリュームが決められます。
なので、どこにどれだけ載っているかを見るだけでも、重要度が分かるのです。
「一面トップ」は、カテゴリー無視の最重要扱いですね。
どう載せるかは新聞社が決めることですが、日経新聞はまさに日本を代表する経済紙、その信頼性はとても高いと思います。
多くの人が読んでいる
これが一番重要なことでしょう。
「多くの人が読んでいる」ということは、そこで書かれている情報が多くの人に共有されているということ、つまり、その情報をもとにコンセンサスが得られているということです。
これを知っているのかいないのかでは、大きな差が出るのは明らかです。
そこまで仰々しい話ではなくとも、雑談で「今日の日経新聞に、○○という記事が載っていましたね」と水を向けると、乗ってくる人は多いですよね。
このように、日経新聞を読んでいると、少なくとも「おいてけぼり」にならなくて済むと言えるのです。
まとめ
日経新聞を読むメリットについて、3点、思うところを述べました。
職場で定期購読している方は、そちらに目を通してもとよいと思いますが、できれば、個人で購読されることをおすすめします。
自腹を切れば、その分だけちゃんと読むでしょうから。
また、電子版もありますが、是非、「紙」で読んでください。上述のとおり、紙媒体のほうが圧倒的に総覧性が高いのです。
*自動広告で「日経電子版」が表示されているかもしれませんが(笑)
そして、カバンからはみ出すようにして持ち歩くと、周りから「お、日経新聞を読んでいるな」と思ってもらえますから、ね。
では、また。