谷辺晃子
2016年6月12日00時01分
「シャンソンの至宝」と呼ばれるフランスの国民的歌手、シャルル・アズナブールさん(92)が11日、「最後の日本ツアー」のため来日した。日本のシャンソン界にも大きな影響を与えた名歌手で、来日公演は9年ぶりとなる。
大阪市内のホテルのロビーに姿を現したアズナブールさんは上機嫌で、冗舌だった。長時間のフライトの疲れを感じさせず、シャンソンへの熱い思いとアルメニア系としての誇りを語った。
アルメニア系移民の子としてパリで生まれた。若いころに音楽の専門教育を受けたわけではないが、戦火のパリで、音楽は生き抜くための手段であり、喜びでもあった。「いつも音楽に囲まれていました。チャーミングでユーモアのあった父は、美声で知られていたんですよ」
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