今日は幹部を集めた定例会議です。
「ウム。ではいつもどおり企画課から報告を始めよ。」
えー業績から報告致します。
前年比は超えてますね。
正義の味方の数は減ってますけど
レベル高い連中と絡めてますね。
ただ、ボスが立てた目標は未達です。
ベテラン怪人達はほぼクリアしてますけど
新人戦闘員達が苦戦してますね。
対策?
長期的には人員増加の為に採用活動してますね。
短期的には、競合のエリアにもちょっかいかけてますし、戦闘員訓練の強化、新武器開発もしてます。
月1の大作戦には本家から応援を出してもらい、その知名度で正義の味方を釣ってます。
また、支店エリアではまだまだ知名度が低く、正義の味方じゃなくて警察が初動で来ることが多いので知名度アップの為に地域イベントに参加してもらいます。
コスト?
また最近、PPC広告のクリック単価も上がってきているのでSNS広告に予算を移す予定です。
課題?
戦闘員の数が増えたことから、新しい支給品が必要です。
先輩スケジュールの隙間で借りてる状態では彼らも力が発揮できません。
購入の許可をいただきたく。
「半人前に用意する必要はない。」
・・・道具が後では戦力にならないんだけどな。
また、機械的怪人の部品更新が必要です。
故障して作戦に穴が空く前に取り替えたいのですが。。。
もう8年も超えて保証期間が切れています。
サポートも受けられません。
「まだヤツは動く。壊れてからで良い。」
呪術的怪人の触媒の調達価格が相場より高めです。先日、営業にきた所だと年間で一割削減できます。見積書も入手済みです。
ロットも割ってくれるそうでその旨も記載させました。
これを基に、現在の調達先に交渉をかけたいのですが。。。
「それは。。。余がやっておく。」
・・・企画課からは以上です。
「ウム。では将軍どもから課題はあるか?」
「ハッ。最近喫煙所が外に移され雨の日に困ってるという声があがっています!元に戻していただきたく!」
「しかし、事務の女性がそれでは納得せん。却下だ。」
「控え室のエアコンをそろそろ入れていただきたく。」
「まだ6月だ。7月に入るまではダメだ。」
「事務からですが作戦から戻ってきた怪人と戦闘員が戻りましたとの挨拶がないと意見がありました。挨拶はコミュニケーションの基本ですし、在席中か不在か分からないと電話の取次もできません。特にベテラン怪人は新人戦闘員の見本ですから率先して挨拶をしてください。」
「ウム。挨拶は基本だ。全員に通達するように。挨拶しないヤツは余に報告せよ。」
「」
・・・
「フム。以上で幹部会を終了とする。今月も励めよ。では企画課は議事録を後日、余に提出せよ。皆のもの下がるがよい。」
辞めたろか。