前回は5つのポイントの内、3つについて紹介しました。今回は残り2つについて説明します。英語をやり直すきっかけ、あるいはより深く学習するきっかけにしていただければと思います。
ポイント④英日を密着させたトレーニング
英語と日本語を密接に関連させながら、リスニング+音読を行うと、しっかりとした「英語の土台」ができます。これはチャンク音読とも言われ、通訳者がよく使う練習法とも似ています。
私たちは、リスニングとリーディングを関連性のないものだと思いがちです。それぞれ「別のテストのための練習」と考えるからです。しかし、「音」を見える形にしたものが「文字」に他なりません。ですので、この二つを切り離すと学習効率が極端に悪くなります。
ここでは、リスニングとリーディングを結合させ、さらに英語と日本語を密接に関連づけたトレーニングで、確かな一歩を踏みしめましょう。
練習の手順は、次の通りです。
- ①日本語で大意をつかむ。
- ②スラッシュ毎に、英語とその日本語訳を読む練習を繰り返す。
- ③チェック用英文で、区切り毎に英語と和訳を言えるかをチェックする。
- ④英文だけを(意味を考えながら)150語/分の速度で読み上げることができるまで音読練習する。発音は多少不正確でも構いません。
(※)読み方の分からない語句のある場合には、音声合成ソフトやネット辞書を利用して確認して下さい。
<トレーニング用>
- (大意)IT革命は様々な分野で急速な進歩をもたらし始めており、優れた教育の提供が必須となっている。
<チェック用>
「こんなの答えを覚えているだけだ」と思う人もいるかも知れません。しかし、たった15分の話です、とにかくやって見て下さい。