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 大阪府警は11日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)と詐欺の疑いで、貿易業オヌオハ・ベネディクト・オケチュク容疑者(47)=三重県四日市市笹川4丁目=らナイジェリア人3人と、自動車解体会社長の中野道夫容疑者(72)=同県鈴鹿市長太栄町2丁目=ら日本人6人を逮捕したと発表した。容疑者の一部は起訴されているという。

 府警によると、9人は2014年8~9月、海外の犯罪に絡んで送られた資金と知りながら、「家電の購入代金」などとして日本国内の銀行から計約7200万円を引き出した疑いがある。この資金は米国の弁護士が「解決金」などとしてだまし取られた被害金とみられるという。府警は認否を明らかにしていない。

 14年6月、日本人6人のうちの1人の口座に不審な送金がある、と別の銀行が警察に通報。中野容疑者らの数十の口座に米国などから計約15億円が送金されていたことが分かった。すべて犯罪で得られた資金とみられ、全額引き出されていた。府警は日本の銀行口座を使った国際的な資金洗浄(マネーロンダリング)事件とみて捜査を続けるとしている。