ちはっす。
今回は、
体重とカロリーを理解すると絶対にダイエットは成功する
という記事の補足的な話です。
糖質制限者のような糖毒馬鹿の中には、いまだに「カロリー神話の崩壊」などと中学校の理科も理解できんような阿呆が多いので、ここは一つ、皆さんにおかれましては阿呆の寝言やデタラメに惑わされることなく、より理解を深め正しいダイエットに生かして欲しいと思います。
体重は常に減り続けている
脂肪だけを減らすダイエット方法を世界一解り易く解説する
という記事の中で、エネルギー収支のモデルについての説明をしました。
これは「摂取カロリーと消費カロリーガー!」と考えるよりも、エンジンを切らない車の様なものとイメージした方が実際のモデルに近い、という話です。
つまり、我々の身体というのは、寝ようがあくびをしようが生きている限りエネルギーを使い続けるということです。
そうするとエネルギー保存の法則により、何もない所からエネルギーが突然現れたり消えたりはしませんから、我々は身体の一部(脂肪や糖等)を使い、エネルギーを産生しています。
但し、エネルギーを使っただけでは体重は減りません。
脂肪1gをエネルギーとして使っても、1gの水と二酸化炭素に変換されるだけです。(質量保存の法則)
この水と二酸化炭素が体外に排出されることにより、初めて体重は減ります。
体重が減るというのは、何らかの物質が体外に排出されることなのです。
これはもちろん、発汗によっても体重は減るし、おしっこやうんこをしても減ります。
タンパク質を分解してエネルギーとして使ったり、糖を使ったりしても最終的には水と二酸化炭素が排出され体重は減ります。
結局、身体の何が減っても体重は減るのです。
この「何が減っても体重は減る」ということを理解するのは、かなり重要です。
これを直感的に理解するだけでも、単に体重が減ることを我々は喜べなくなります。
たいていの人はこの部分を間違えるので、単純に体重が10kg減ったら脂肪が10kg減ったと勘違いします。
厳密には「脂肪も減った」というだけで、タンパク質も糖も水分も減っています。
皮肉なことに、体重減少効果が大きければ大きいほど脂肪以外のものが多く減り、逆に人は喜びます。
脂肪は900kcalをエネルギーとして使っても、100gしか減らないのです。
「1ヶ月で〇〇kg減った!」と喧伝するダイエットは、効果が大きければ大きいほど駄目ダイエットなのです(笑)
ところで、↑の記事において、エネルギー保存の法則を体感できる手段として、何も食わなければ身体はエネルギーを産生するために身体を異化してエネルギーを得るので、体重は減り続けるというお話をしました。
これは例えば、1分とか10分単位で厳密に体重を計ると解るんですが、体重は減り続けています。
当たり前のことなんですが、我々の身体というのは、1分1秒毎に常に減り続けているのです。
デブには想像できないかもしれませんが(笑)
何かを食べた時以外に体重は増えない
そんな訳ですから、何かをしても何もしなくても、我々の体重は減り続けて行きます。
呼吸をすれば酸素を取り込み、酸素は赤血球とともに全身に供給され、糖や脂肪と結合しATPを産生し、最終的に二酸化炭素と水になり体外へ放出されます。
こうして我々は常にエネルギーを作り出し体重を減らし続けて生体を維持しています。
では、放って置けばモヤシに終結して行く我々の体重は、いつ増えるのでしょうか?
無論それは、何かを口にした時です。
逆に言えば、何かを口にした時以外は絶対に体重は増えません。
(ブドウ糖溶液の点滴を打ったとか、そういう反則は除く)
生物というのは基本飢餓を前提としているので、口にしたものはほとんど全てを吸収します。
(そもそも消化できないものは除く)
人間の小腸が長いのも、最後の一滴に至るまで搾り取ろうという魂胆なのです。
意外と貧乏性にできていると言うか、ケチ臭いと言うか、ケツの毛までむしり取ろうとするガメツイ高利貸しみたいなものです。
我々の身体は食べたものでできている
というのは正にこのことで、我々の減り続ける体重は何かを口にした時のみ増え、次の食事までは再び減り続け、という繰返しで、その収支でもって今の体重がある訳です。
「1日のカロリー収支」というのは、この繰り返しを1日というスパンで区切ったに過ぎません。
この単純な事実から、いろいろと解ることもあります。
それは、
同じカロリーなら脂肪を食べた方が体重は増えない
ということです。
例えば、脂肪は1gが9kcalなので、100kcalの脂肪なら、11.1gであるのに対し、糖質やタンパク質なら1gが4kcalですから25gで、倍以上の差があります。
単純に体重を減らしたいだけの短期のダイエットであれば、脂肪のみ摂取のカロリー制限を行えば激痩せできる訳です。
(カロリー制限が長期に渡れば、何を食っても結局モヤシに終結して行くので、大して差はなくなる。)
そしてもう一つ重要なことも解ります。
脂肪を減らしたいなら、低脂肪食が最も効率がよい
今まで説明した通り、我々の体重は1分1秒毎に減り続けています。
つまり、エネルギー源となる糖も脂肪も減り続けている訳です。
供給できるのは食事の時しかありませんから、この時脂質を減らせば当然のことながらそのストックが減って行くということになります。
糖質制限よりも脂質制限の方が体脂肪が減る
という記事で紹介しました通り、実際に検証してみてもそうなります。
さて、実は以上のことから、もっと凄いことが解るのですが、長くなるので次回に続きます。
-つづく-
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