2016/06/10 Fri 18:40更新

志賀原発の審査再開

志賀原発2号機の安全性を審査する会合が開かれ、国の担当者は断層に関するさらに詳細なデータを示すよう北陸電力側に求めました。規制委員会はことし4月、2号機タービン建屋の真下を通るS‐1断層について有識者から「活断層と解釈することが合理的」とする評価を受けていて、10日の会合はこの評価を待って再開されたものです。会合で北陸電力の担当者はおととし8月以降に独自で行ったボーリング調査の結果など新たな追加調査のデータを示した上で「敷地内の断層が活断層とは言えない」と改めて強調しました。これに対し原子力規制庁の調査官は電力側が示したS―1断層とS―2・S―6断層の位置関係について「表現があいまいだ」と指摘するなど、より詳しい説明を求める意見が相次ぎました。これに対し電力側は断層に関する追加調査の結果を6月末までに取りまとめることを明らかにしました。