小沢氏「絶対に大丈夫だとは言えない」出馬判断を谷氏に委ねた
2016年6月10日6時0分 スポーツ報知
「生活の党と山本太郎となかまたち」副代表の谷亮子参院議員(40)=比例代表=が9日、7月の参院選に立候補しない意向を小沢一郎共同代表(74)に伝えたことを明らかにした。2010年の初当選から6年後の決断だが、政界引退の意向はなく、他党からの挑戦も視野に入れている。
小沢氏は9日、記者団のインタビューに「『確実に当選させられる』とお願いすれば、(谷氏も)出てくれたかもしれないが、絶対大丈夫だとは言えない」と話し、判断を谷氏に委ねたことを明らかにした。共同代表の山本太郎氏(41)は「谷さんの人生なので、特にコメントする立場にはございません」。
小沢氏は参院選比例代表で模索していた野党による「統一名簿」構想を断念する意向も表明。参院選には単独で臨む。現在「生活の党」の所属議員は衆参両院で政党要件ぎりぎりの5人。改選を迎える主浜了参院議員の引退表明に続く谷氏の不出馬で、同党は政党交付金(2015年実績で3億3100万円)を受けられなくなる危機に陥った。