舛添都知事の集中審議、13、20日の2日間に開催

2016年6月10日6時0分  スポーツ報知
  • 舛添の今後の流れ

 東京都の舛添要一知事(67)の政治資金流用疑惑を巡り、都議会総務委員会の理事会が9日開かれ、知事が出席する集中審議を13日と20日の2日間の日程で開催することを決めた。集中審議は13日が午後2時半~午後7時ごろ、20日が午後1時~午後8時ごろ行われる予定。

 集中審議で、知事の政治資金流用問題に加え、高額な海外出張費、公用車利用の在り方を取り上げる。加藤雅之委員長(52)=公明=は「知事就任前の問題まで掘り下げることもできる」とし、2日間で足りなければ審議日程を延長する考えを示した。代表質問や一般質問とは異なり、事前に質問内容を通告せず一問一答で行われるため、知事の回答にほころびが出る可能性がある。

 この日の理事会では日程をめぐり与野党で意見が対立。13日は資料を集めなどにとどめ、準備をしてから審議を別の日に行いたいとする与党の自公両党に対し、共産党などの野党は13日の開催を譲らず、最終的に与党が譲歩した。13日の審議前に、知事の問題に関する資料を関係部署に17日までに提出するよう求める。

 野党第一党の共産党などは強い調査権限を持つ調査特別委員会(百条委員会)の設置も求めているが、都は知事就任前の政治資金問題について「地方公共団体の事務に関する調査をする百条委での議論にはなじみにくい」との認識を示している。

 舛添知事は都庁で報道陣の取材に応じ、集中審議について「議会の指示に従いたい」と述べた。給与減額の意向を議会に伝えたことは「(議会の代表質問などで)身を切るような対応を求められたので、一つのけじめの付け方だ」と話した。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
報知ブログ(最新更新分)一覧へ
今日のスポーツ報知(東京版)