おいテレビ局 モハメド・アリと具志堅用高、この差はなんだ!
アリは時に、あやしい誘いに乗って異種格闘技戦などもやったが、それだってわざわざ格下の弱い相手ばかりを選んでベルトを防衛させたモンペ親父のように、保身に走ったわけではない。つまらん試合で相手は卑怯にも足ばかり狙ったが、蝶のように舞ってかわしてみせ、相手は以後「アリキック」というのを見せ物の必殺技として儲けさせてもらった。国際親善としちゃ上出来の痛み分け。そういう遊びも含めて、アリは自由で強かった。引退後は黒人の権利保護の活動を続け、難病パーキンソン病のキーパーソンでもあった。
ますます比べようもないが、親父に操られたビッグマウスが「嫌々ボクシングをやらされてた。ほんまはボクシング好きやなかった」と引退してバラエティーで告白したりすりゃ、ボクシングはますます報われぬスポーツと思われる。
現に我が国じゃ歴代チャンピオン、偉大なカンムリワシもガッツあふれる元チャンプも、バラエティー番組の脇でキテレツな物言いをする賑やかしに使っとりゃせんか!