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 名古屋市や愛知県清須市のスーパーで賞味期限切れ食品が相次いで見つかった事件で、新たに両市内の2店舗から期限切れの乳酸菌飲料「カルピス」が見つかったことが店舗関係者らへの取材でわかった。県警は、偽計業務妨害容疑で逮捕した無職岸津弥子容疑者(69)の自宅から同銘柄の飲料を押収しており、関連を調べる。

 カルピスは、スーパーチェーン「ヤマナカ」の西枇フランテ館(清須市)と庄内通店(名古屋市西区)で1本ずつ、5月30日に見つかった。スーパーの広報担当者によると、賞味期限が今年2月25日のペットボトル入り。贈答用のセット商品で、単品販売はしていない。客の手にも渡っていないという。庄内通店では5月、期限切れの小麦粉1袋も見つかっている。

 県警は、清須市内のスーパー「コンツネ二ツ杁(ふたついり)店」=同31日閉店=の棚に期限切れマーガリン4箱を置いた疑いで、岸容疑者を逮捕。自宅から期限切れのマーガリン5箱、小麦粉1袋、乳酸菌飲料6本を押収している。