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【大リーグ】

イチロー、3安打固め打ちで日米通算4249安打 ピート・ローズまでM7

2016年6月10日 紙面から

ツインズ戦の6回、右前打を放つマーリンズのイチロー(共同)

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◇ツインズ7−5マーリンズ

 【アーリントン(米テキサス州)穐村賢】大リーグは8日、当地などで行われ、マーリンズのイチロー外野手(42)はツインズ戦に1番指名打者で出場して3安打を放ち、ピート・ローズ(元レッズなど)が記録したMLB歴代最多4256安打に日米通算であと7安打とした。ドジャースの前田健太投手(28)はロッキーズ戦で6イニング2/3を5安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず4敗目(5勝)。レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)はアストロズ戦で5回終了時に右肩に張りを訴えて降板し、勝敗つかずだった。

 今季先発出場20試合目にして初の指名打者(DH)起用。イチローがチームを生き返らせたのは4点を追う5回だ。1死一、三塁の好機に初球91マイル(約146キロ)のツーシームを力強くはじき返し、右前適時打とした。1点目をもたらすと後続の連打で3点追加。自身も3点目のホームを踏んだ。

 3回の右前打と合わせて2試合連続、今季10度目の複数(マルチ)安打。同点の6回にはこの日3本目の右前打で好機を拡大し、一時勝ち越し打を呼び込んだ。

 試合後の記者会見。中盤の猛攻を振り返り、イチローの名前を最初に挙げたマッティングリー監督は「非常に素晴らしい。こうしていいプレーを続けている限り、年齢の話はすべきではないね。今も本当にいい選手だ」とたたえた。

 3安打以上の固め打ちは5月23日に4安打を記録して以来、今季3度目。いずれも定位置「1番」で記録したものだった。メジャー通算2971安打で大台まで30本を切り、日米通算4249安打はP・ローズの持つメジャー通算最多安打までマジック7に迫った。イチローが偉業に向かって加速していく。(ミネアポリス小林信行)

 

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