ワシントン=佐藤武嗣
2016年6月11日00時09分
オバマ米大統領が9日、大統領選で民主党の候補者指名を確実にしたクリントン前国務長官(68)への正式な支持を表明し、指名を争ってきたサンダース上院議員(74)も、共和党で指名獲得が確実なトランプ氏(69)を打倒するため共闘する考えを打ち出した。民主党が「打倒トランプ」で足並みをそろえつつある。
「トランプ氏を米大統領にしないよう、私はあらん限りの力を注ぐ」。9日にホワイトハウスでオバマ大統領との会談を終えたサンダース氏は、報道陣を前にこう強調した。
さらに「近くクリントン氏と会談し、トランプ氏を打倒し、(特定の)1%の人々のためでなく、すべての市民のための政府をつくるためどのように共闘するか話し合う」とも述べ、将来のクリントン氏との共闘にも初めて言及。同日夜に首都ワシントンで開いた集会でも、クリントン氏への直接批判を避けた。
指名獲得が事実上困難となったサンダース氏だが、14日の首都ワシントンでの全米最後の予備選までは選挙戦を継続する方針。事実上敗北を認めつつ、最後まで自身の政策を訴えることで、党の政策に反映させたい考えだ。
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朝日新聞国際報道部
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