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4K対応版PlayStation 4,SIEがその存在を認める。「ただしE3 2016では登場しない」
これは,SIEの社長兼グローバルCEOであるAndrew House(アンドリュー・ハウス)氏が米Financial Timesのインタビューに答える形で明らかになったもので,氏によると,ハードコアなゲーマーと,4Kテレビを持っていて,より高解像度のコンテンツを探している人のために,現行モデルよりも性能と価格の高い「ハイエンド版PS4」を投入する計画だという。
4Gamerでは,ソニー・コンピュータエンタテインメント(※当時)の伊藤雅康氏が,4K解像度対応版PS4について検討中だと述べたことを2015年10月23日掲載の記事でお伝えしているが,あれから8か月で,存在が公認されたわけである。
ちなみにそのハイエンド版PS4は現行モデルと併売になり,現行モデルを補完する存在になるとのこと。「すべての(PS4用)ゲームタイトルは,(現行の)標準的なPS4をサポートする。私達としては,すべてか,多くのゲームタイトルがハイエンドPS4もサポートすることを期待している」とHouse氏は述べているので,これから登場するPS4タイトルは,現行PS4で確実に動作することが必須条件,ハイエンドPS4用のグラフィックス設定を持つことが推奨条件となるのかもしれない。
気になる発売時期や具体的な価格は未公開。House氏は,このハイエンド版PS4を,米ロサンゼルス市で来週開催予定の「E3 2016」で披露しないとも明言している。いわく「私達は,新しいシステムにおけるベストな体験の例をすべてお披露目できる状態になったとき,それらを明らかにする」とのことだ。
というわけで,PolarisアーキテクチャのGPUコアを統合するとも噂される,4K解像度対応版PS4は間違いなく開発中だが,それが正式に発表されるのは,E3 2016ではない。このことを押さえつつ,北米時間6月13日18:00(※日本時間14日10:00)からのSIEプレスカンファレンスを楽しみに待ちたいところである。
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Financial Timesの記事「Sony PS4 upgrade to include UltraHD and richer graphics」
- 関連タイトル:
PS4本体
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