「アカハラ」 学生自殺との因果関係調査 大分大学
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大分大学は、経済学部の男子学生が去年、当時の講師から指導の範囲を超えた叱責や嫌がらせを受けたあと自殺していたと明らかにしました。大学は、講師の行為はいわゆる、アカデミックハラスメントに当たると認定したうえで、今後、弁護士などによる調査委員会を設置し、自殺との因果関係を調べることを決めました。
大分大学によりますと、経済学部の20代の男子学生が去年2月、自宅で自殺し、その後、学生の父親が遺書や無料通話アプリのLINEに残されていたやり取りから当時、ゼミを担当していた元講師の男性が、指導の範囲を超える嫌がらせを行っていたのではないかとして、大学に調査を求めていました。
大学が内部調査を行った結果、元講師は自殺した学生に人格否定とも受け取れる発言をしたり、突然、研究室に呼び出して叱責したりしていたことが分かり、アカデミックハラスメントに当たると認定したということです。その後、大学は父親から「内部調査では、ハラスメントと自殺の因果関係が明らかにされていない」との申し立てを受け、弁護士などの第三者による調査委員会を設置することを決めました。
元講師は大学の調査に対し、「指導の一環で、ハラスメントに当たるとは思わなかった。心苦しく思っている」と話しているということです。
内部調査を担当した大分大学の石川公一理事は「学生が自殺したことは、大変遺憾で、これ以上の悲しみはありません。調査委員会の結論を踏まえ説明責任を果たしたい」と話しています。
大学が内部調査を行った結果、元講師は自殺した学生に人格否定とも受け取れる発言をしたり、突然、研究室に呼び出して叱責したりしていたことが分かり、アカデミックハラスメントに当たると認定したということです。その後、大学は父親から「内部調査では、ハラスメントと自殺の因果関係が明らかにされていない」との申し立てを受け、弁護士などの第三者による調査委員会を設置することを決めました。
元講師は大学の調査に対し、「指導の一環で、ハラスメントに当たるとは思わなかった。心苦しく思っている」と話しているということです。
内部調査を担当した大分大学の石川公一理事は「学生が自殺したことは、大変遺憾で、これ以上の悲しみはありません。調査委員会の結論を踏まえ説明責任を果たしたい」と話しています。