秋田県鹿角市で射殺されたツキノワグマ=10日午後(秋田県警提供)
クマに襲われたとみられる女性の遺体が見つかった現場(奥中央)=10日午後3時4分、秋田県鹿角市 秋田県警は10日、同県鹿角市十和田大湯の山林で、猟友会のメンバーがクマ1頭を射殺したと明らかにした。現場周辺では5月下旬以降、クマに襲われたとみられる4人の遺体が見つかっており、県警などは同日中にもクマを解体し関連を調べる。
クマが射殺された付近で10日午前に見つかった4人目の遺体は、鹿角署の調べで70~80代の女性と判明した。同署は山菜採りに来て行方不明となっている青森県十和田市相坂小林、自営業鈴木ツワさん(74)の可能性があるとみて身元を調べている。
このほか現場の山林では、5月21~30日にクマの襲撃に遭ったとみられる男性3人の遺体が発見された。