こんにちは。きょーちかです。
しばらく育休をとって会社を休んでいたのですが、最近復職しました。
やっぱり仕事での対人関係ってときどきストレスがあります。一方で家族以外の人にも必要とされるのは良い面もあります。働き過ぎるのも嫌だけど、働くことは健康につながるのかもしれん、と思う最近です。
さて育児主夫から育児リーマンになった今、重要性を取り戻したものがあります。
「週末」です。
週に2日の休み。基本引きこもりなので一日中パソコンをカタカタしていてもいいのですが、けいろーさんというお方のブログを見ていて、ぶらっとどこかに行ってみたくなりました。
このお方は東京に住んでいるようで、金曜夜に都会の街をぶらぶら散歩するのがライフワークになりかけているようです。
これを見て「いいなぁ」と思いつつ、私の住む家との周りを歩いたところで田んぼしかないので、もうちょっと距離を稼げるようにママチャリで旅に出てみることにしました。
目的地の近江八幡へ
びわ湖バレイを断念
初回である今回は滋賀県野洲から隣町の近江八幡を目指します。
本当は琵琶湖大橋を渡り、びわ湖バレイという山に行こうと思っていました。しかし25km走った先に2時間の登山があることがわかり、「ママチャリにはハードすぎるぜ…」と断念。ロープウェイもありますが、そんなのは邪道です。
ちなみに「野洲ってどこだよ…」という声が聞こえてきたのでマップを貼っときます。わかりやすく知名度の高い京都駅から野洲駅まで結んでみました。京都駅まで電車で30分の場所にある町です。ちなみに「野洲(やす)」ね。「のず」じゃないよ。
目的地への近江八幡までは12kmと初回にしては無難な感じです。
ハードにして一回で終わりにしたくないので楽をします。
出発してからしばらくはこんな景色です。田舎で間違いないです。
最近こういった山と空の境目である稜線に惚れ惚れすることが増えました。気持ちが分かる人、いないですかね。滋賀ってまわりが山だらけだから良い稜線がたくさんあるんですよね。
八幡掘
約50分ほどで12kmを走り、八幡掘にたどり着きました。
ここまでの写真が皆無だったのは、ほぼ田んぼで景色が変わらなかったからです。さて、お堀に降りてみよう。
ここ八幡掘は滋賀の観光地の一つ。家の近くにあるのは知ってたんですけど、近すぎて敬遠していました。
ある程度の距離がないと「どっか行ったなー」って思えないんですよね。その意味で考えると旅にとって移動というのは大切な要素だと思います。
青春18きっぷの車窓とか、高速バスで見かける深夜のパーキングエリアとか、目的地じゃない場所のほうがいい思い出になることは多い。
ちょうどなんかの花が咲いてました。
たくさんのご老人たちが模写をしていました。私も早く余生を過ごしたいなぁ…
木が生い茂る場所のほうが落ち着けますね。この頃は初夏の暑さで汗ばみ始めていたのですが、とっても涼しい気分になれます。ここにも模写人がたくさんいました。流行ってんのかな…
写真で一枚撮るよりも線を一本一本描いたほうが、水面や木漏れ日に至るまでの細かい景色に感動するんかなー
滋賀のいたるところで見られる「飛び出しぼーや」は商人(?)の格好をしていました。県外の人は知らんだろうけど、車への飛び出し注意を促しているそうです。
私は車持ってないんで気にしないんですが、「飛び出しぼーやはマジでビビるからやめてほしい」とドライバーへの効果は抜群のようです。こうかはばつぐんだ(ポケモン風)
たねや
八幡掘から歩いてスグのところに滋賀のお菓子たねやがありました。バームクーヘンで有名なクラブハリエなども展開しているところですね。
関東の友人にたねやのことを話したら「そんなの誰でも知ってんだろJK」みたいな顔されたんで、たねやは周知の事実として話します。ちなみにJKとは常識的に考えてという古いネットスラングです。女子高生ではありません。
八幡宮へのお詣りや散策のあいまに、気軽にお立ち寄りいただける昔ながらの茶店をイメージした、たねや 日牟禮乃舍。
落ち着いたたたずまいの町家には、お客様の目の前で焼き上げる“工房”を設け、あつあつ、できたての「つぶら餅」をその場でお召し上がりいただけます。
たねやは全国の百貨店に店舗を構えており、何とこの近江八幡市内だけで4店舗もあるそうな。一個でいいから分けてくれないかな。
その中でもこの八幡掘だけで食べれるのが「つぶら餅」なんだそうです。最初は餅っていうワードから白っぽいふわふわしているのを想像していたのですが…
まんまたこ焼きでした
つぶら餅のワードからはまったく想像していなかったフォルム
食してみると外皮がパリッとしていると思いきや、中はふわふわふわふわぁぁぁ…っていう食感で心地よく。甘さ控えめのこしあん(たぶん)なのでお茶がうめぇ…
色んな物に対して「うめぇうめぇ」言ってる私ですが、これは歴代上位のうまいお菓子です…
お茶もあずき茶ということで香りが引き締まってて最高でした。最高すぎておみやげも買いました。
ここからは後日談ですが、確かにおみやげもおいしいけれど焼きたてのつぶら餅のほうが倍くらいうまいです。ぜひ滋賀に来た際は八幡掘へ。
店内は広々とした古民家風
机の上も絵になりまります。
近江八幡、カメラの被写体がたくさんあっていいなぁ。
ラ・コリーナ近江八幡
八幡掘から10分ほど自転車を走らせるとラ コリーナ近江八幡に着きました。
これもたねやぐるーぷの施設ですね。なんかたねや巡りになってるぞ。
ラ コリーナ近江八幡は、自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場。
八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、ホタル舞う小川を作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕しています。
このような環境の中に、和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなど、ゆったりとした自然の流れに寄り添いながら、長い年月をかけて手がける壮大な構想。
これからの人と自然、共に生きる“いのち”の在り方をわたしたちは見つめ、ラ コリーナ近江八幡から世界へと発信してゆきます。ご期待ください。
おもしろいことに屋根が芝生みたいになっていて、壁も呼吸のできそうな土壁で出来ています。店内にはテイクアウトはもちろんカフェもありました。お菓子だけでこれだけの施設を作るんだからすごい。
見た感じでかなりでかいんですが、さらに新しい建物を立てているそうです。
写真は ラ コリーナ近江八幡とは? より
体感的には「これができたら滋賀観光の目玉は近江八幡になるんだろうなー」ってくらいの衝撃的でかさです。たねやだと期待も裏切られなそう。
サイクリングロードを走って帰る
帰りはびわ湖沿いに伸びていたサイクリングロードを走って帰りました。
途中でびわ湖の写真を撮ろうと思っていたのですが、いつのまにか市街地へと向かってしまっていたようで写真は撮れず…
というわけでおしまいです。てっきり走り続けるぶらり旅になると思っていたのですが、近江八幡が意外と魅力的だったので歩いている時間も長かったです。走った距離は3時間で28km(うち観光が1時間)。使ったお金は640円(つぶら餅8個)。
自転車の旅って身体にもオサイフにも健康的なのかもしれんなぁ… 次回は休憩を含めつつ距離を伸ばしてみたいですな。クロスバイク欲しい。あとファーストクラスみたいなイスも欲しい。気が向いたらた旅に出ます。では。