『エリンギ』
~どんな野菜??~
味にくせが無く和洋中とどんな料理に使っても味の邪魔をしません。また、価格が安く年中手に入れる事ができる為、主婦には喜ばれる野菜の1つです。カロリーが低く、満腹感を得やすいのでダイエットや美容効果を期待して食べている人も多いです。
~豆知識~
<きのこ嫌いな子供でも食べれます>きのこが嫌いな子供は多いです。それはなぜでしょう?
答えは簡単。あのぬるぬるした食感と独特の香りにあるのです。
しかしエリンギはきのこの中でも別物です。
日本人が好んで食べる軸の部分はコリコリとした食感が楽しめ、香りも他のきのこより薄く料理に使うと消えてしまうほどです。
しかし、これらの特徴がきのこが嫌いな子供にとっては良い物となります。
きのこにチャレンジする際はまずはエリンギから始めてみましょう。
~成分と効能~
・食物繊維・・・腸内の清掃を行い、環境を整えます。きのこ類の中でも含有量は1・2を争います。・ナイアシン・・・血の流れを良くしたり、皮膚の状態維持や粘膜の保護などに効果があります。
・βグルカン・・・免疫力を高める働きがあります。
・トレハロース・・・ウイルスに対して効果を発揮します。インフルエンザや風邪への予防効果があります。
・パントテン酸・・・ストレスに対抗するホルモンの生成を助けます。
・ビタミンD・・・精神面での安定作用があります。また、カルシウムを体内に吸収する力があります。
・キノコキトサン・・・体内にある余分な脂肪分を体外に排出する力や燃焼させる力があります。
・カリウム・・・利尿作用が高く、余分な塩分や水分を体外に排出力があります。
・エルゴステロール・・・陽の光を加えるとカルシウムの吸収力を高めるビタミンDに変化します。
・ビオチン・・・体内に入ってきたエネルギー類の消費量を高めてくれる成分です。
・亜鉛・・・髪や肌の健康維持に効果があります。また、代謝を高める力もあります。
~特産地~
イタリアや南フランスが原産で、自生しているきのこです。食用としての人気が高く、カサの部分が好んで食されています。原種は日本で見るエリンギとは全く違い軸の部分が短く全体的に茶褐色をしています。パッと見、シイタケのような姿をしています。
国内では長野県、新潟県が栽培に力を注いでいます。この2県で国内シェアの4分の3を賄っています。
~旬の時期~
国内で流通しているエリンギは栽培している物か、輸入品です。年中栽培・流通が行われている為、旬の時期と呼べる季節がありません。
~いい物の見分け方~
軸の部分が太く白い物が新鮮です。全体的にみずみずしく張りのある物が良いでしょう。エリンギは水分に弱いです。大抵の場合、袋やパックに入れられて販売されているので水分が付着していない物を選びましょう。
時間が経った物は変色が進み、全体的にしわしわになってくるので見た目でも判断できます。
~保存方法~
乾燥を防ぐために袋に入れて野菜室で保存するようにしてください。他のきのこよりは日持ちする期間が長いですが、やはり新鮮なうちに食べる方が良いです。
食べきれない場合やすぐに使う予定の無い場合には冷凍保存が可能です。
次に調理しやすい大きさに切って密封袋に入れて冷凍すれば、調理の際そのまま使う事ができます。
冷凍保存できると言ってもあまり長期間置いておくと霜が付いて良くありません。なるべく早く使ってください。
~人気の食べ方~
<エリンギの豚肉ロール>―材料(4人分)―
・エリンギ 1パック
・人参 5cmほど
・にら 1束
・豚ロース薄切り 1パック
・小麦粉 適量
・砂糖 大さじ2
・しょう油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・サラダ油 適量
・塩こしょう 少々
―作り方―
1.砂糖、しょう油、みりん、酒を合わせて甘辛ダレを作っておきます
2.エリンギ、人参を格子切りにします
3.にらはエリンギなどと長さが揃うように切ります
4.豚ロース薄切り肉を1枚ずつ広げて軽く塩こしょうします
5.切った野菜を少量ずつ組み合わせてお肉で巻きます
6.巻いた肉に小麦粉を薄くなじませます
7.サラダ油を引いたフライパンにお肉の巻き終わりが下になるように並べ入れます
8.全体に焼き色がつくまで炒めます
9.甘辛ダレを回しかけます
10. 器に盛ってできあがりです
※お肉は他の部位でも大丈夫です。あまり厚みのある物は野菜にまで火が通りにくいので避けた方が良いです。
中身に使う野菜はお好みで変えてください。硬い野菜を使う場合はあらかじめレンジで熱を加えておくと調理時間が短縮できます。
~ダイエット効果は?~
エリンギに含まれる成分にはエネルギーの燃焼量を高めたり余分な脂肪分や糖分の吸収を抑える働きがあります。吸収したエネルギーを効率よく消費する力に優れており、美容や健康維持にも効果がある事から、ダイエットに利用する人が多い野菜です。
他の食材と組み合わせる事により料理のレパートリーが豊富になり、飽きにくく続けられるのが良い点です。
大人気の野菜を美味しく頂きましょう!(^^)!
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