近江神宮楼門ふき替えへ 映画「ちはやふる」にも登場
大津市神宮町の近江神宮はこのほど、楼門の屋根ふき替え工事を始めた。鮮やかな朱色の楼門は、競技かるたにかける青春漫画「ちはやふる」で実写版の映画にも登場し、ファンには人気の撮影スポット。同神宮は「映画の公開で盛り上がっている時期で、知らずに来られる方には申し訳ない」としている。
楼門は1944年に建設されたが、53年5月の放火で主に屋根部分を消失し、檜皮(ひわだ)ぶきだった屋根を銅板にふき替えて56年に再建した。しかし、近年雨漏りなどの傷みが目立ってきたことから、同神宮はふき替えることにした。
工事は今月1日から楼門に足場を組み始め、9月まで続く。工事中でも楼門をくぐれるようにするほか、楼門の色も見えるように工夫するという。同じく映画に登場した近江勧学館や外拝殿などは、普段通りに見学や拝観ができる。
【 2016年06月10日 11時52分 】