舛添知事「集中審議で包み隠さず答えたい」

舛添知事「集中審議で包み隠さず答えたい」
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東京都の舛添知事は、政治資金などを巡る一連の問題で都議会の各会派が今月13日と20日に集中審議の実施を決めたことについて「自分の知っていることを包み隠さずお答えしたい」と述べたうえで、引き続き職務に専念したいという考えを示しました。
東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題で、都議会の各会派は週明けの13日と今月20日の2回にわたって総務委員会の集中審議を行い、引き続き追及することを決めています。
これについて舛添知事は10日の定例会見で「都議会からラストチャンスということばをいただいたので、自分の知っていることを包み隠さずお答えしたい」と述べました。
そのうえで、議会の代表質問と一般質問で議員全員から政策課題についての答弁を一切、求められなかったことについて舛添知事は「大変ざんきの念に堪えない。私が政策を語らないといけない、そういう都議会であるべきなのに一連の問題でできなかったのは大変恥ずかしい。心からおわびしたい」と陳謝しました。
そのうえで、給与の減額で都民の理解が得られるのか問われたのに対し、「1つのけじめの付け方として給与カットを申し上げた。私はそういう気持ちだ」と述べました。
また、政治資金で美術品を購入していたことについて「こういう事態で皆さまに厳しい批判をいただいたので今後は一切やらないと決心している」と述べました。そして、知事就任後も最近までインターネットのオークションなどを通じて政治資金で美術品を購入していたことを明らかにしたうえで、知事や地方議員には収支報告書への記載が義務づけられていない5万円未満のものについてもリストを公表していく考えを示しました。
そのうえで「批判を胸に刻んでしっかりと仕事をしてお返ししたい」と述べ、引き続き職務に専念したいという考えを示しました。