農水産物の輸出目標 “1年前倒しで達成可能”

農水産物の輸出目標 “1年前倒しで達成可能”
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森山農林水産大臣は閣議のあとの記者会見で、農林水産物や食品の輸出額を平成32年までに1兆円に増やすという政府の目標について、海外での日本食ブームなどを追い風に堅調に輸出が伸びているとして、達成時期を1年前倒しできるという見通しを示しました。
政府は4年後の平成32年までに輸出額を1兆円に増やすという目標を掲げていますが、海外での日本食ブームなどを追い風に農林水産物や食品の輸出額が去年、7452億円と過去最高を更新していて、目標の前倒しを目指しています。
これについて森山農林水産大臣は閣議のあとの記者会見で「ことしの輸出も去年に比べて伸びている。今後の気象条件も考慮しなければならないが、目標の達成の前倒しは可能だ」と述べ、目標の達成時期を1年前倒しして平成31年中には達成できるという見通しを示しました。
そのうえで森山大臣は「日本の農林水産業の将来のためにコメの輸出をどう伸ばしていくかが非常に大事な課題だ」と述べ、目標の達成に向けて今後、コメの輸出を一層強化したいという考えを示しました。