報道陣に公開された、哲学者の西田幾多郎が暮らした借家=8日午前、京都市左京区
報道陣に公開された、西田幾多郎が歩きながら思索にふけった“哲学の廊下”=8日午前、京都市左京区 「善の研究」で知られる哲学者の西田幾多郎(1870~1945年)が、家族と暮らした京都市左京区にある木造2階建ての借家が解体されることになり8日、報道陣に内部が公開された。
長男が急死し、妻や娘が病に倒れるなど西田の苦難が続いた家で、庭を見下ろす2階の縁側には、歩きながら思索にふけった“哲学の廊下”がある。
京都大大学院文学研究科の林晋教授によると、西田は1912年から約10年間この家で生活。京都帝国大で哲学の研究に励み、思想家集団「京都学派」が形成される基礎を築いた。
解体後は、廊下の床板や手すりが京大総合博物館に保存される。