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葬儀に1万4000人 イスラム教式、出身地で

葬儀会場に到着したムハマド・アリさんのひつぎ=米ケンタッキー州ルイビルで2016年6月9日、AP

 【ルイビル(米ケンタッキー州)田中義郎】3日に74歳で死去したボクシングの元ヘビー級世界王者、ムハマド・アリさんのイスラム教式葬儀が9日、出身地の当地で営まれ、同日、米メディアが伝えた。リング外でも黒人差別と闘うなど20世紀の米国を代表する一人として数えられるアリさんの功績をしのび、ロイター通信によると1万4000人が別れを惜しんだ。

 葬儀会場は1960年代にアリさんが試合を行った「フリーダム・ホール」。参列者の中にはトルコのエルドアン大統領、世界5階級制覇を達成し、アリさんの「後継者」と呼ばれたシュガー・レイ・レナード氏(60)ら著名人の姿もあった。

 アリさんは64年に世界王者になった後、黒人公民権運動家、マルコムXの影響を受け、イスラム教に改宗。本名のカシアス・クレイは「奴隷の名前」として、ムハマド・アリに改名した。

 10日の公葬ではビル・クリントン元大統領らが弔辞を述べ、アリ氏を描いた映画で主役を演じた俳優のウィル・スミス氏が親族らとひつぎを担ぐ予定。

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