【悲報】このブログがかなり恥ずかしいことになってマス - コバろぐ
この記事について言及したい。
※はてなブログネタ
勢いがある時期
どう考えても先月まで3ヶ月が出来すぎでした。書けばブクマ付いたし、燃えたりもしたし、とにかくこの『コバろぐ』に来ていただけた。 なんか勢いだけはあった。
わかる、わかるよ!!
はてなブログを始めたユーザーで、一定の熱意を持って更新したユーザーにありがちなのがこの「勢い」である。かつて当サイトも勢いのある時期は存在した。各ユーザーでその時期に違いがあるのだが、僕の場合は開始2週間~2か月目までという、非常に早い時期にそれが来ていた。
これは「ポジ熊の人生記」におけるブックマーク数上位記事TOP30であるが、その中の11記事、実に1/3以上が開始から2か月以内に書いたものであることがおわかりだろうか。そう、ここは間違いなく当サイトにおける「はてブモテキ」だったのだ。
凋落
というと語弊はある。別に管理者の魅力がなくなったとか、そういった後退的なことが原因でブックマークがつかなくなるわけではないのだが、相対的に見て解りやすく表現するために「凋落」という言葉を使わせてほしい。
最近(特に今月に入ってから)PVの伸びが悪いし、ブクマの伸びも悪いんです。それは単につまんないから読まれなくなったものあるんでしょうけども、勢いがなくなった説も捨てがたいんですよね。
モテキがあれば、モテなくなる時期もある。それは当サイトも一緒だ。先ほど示したデータの裏にあるもの、それは「勢いがなくなった時期」があることを如実に示す。特に11月の後半から年明けにかけてのPVの落ちっぷりは、それはもう目も当てられなかった。1日に1000を切る日も珍しくない、そんな状況。
かつて1日10000PVでブイブイいわせてたモテキの勢いを知ってしまった身としては、これほど堪えたことはなかったし、振り返っても最もつらい時期でもあった。まるでドーピングして一時の強さに酔いしれたあと、その副作用に苦しむジャックハンマー*1の如き心境。めちゃ辛かったよ。
あの「モテキ」は何だったのか
一過性消費型コンテンツだった
このように結論付ける。ある一定のモチベーションを持って更新に取り組み、意見を発出するブロガーというのはそれだけで人を惹きつける力がある。コンテンツ内容が歴史の繰り返しだとしても、「勢い」だけで新規ユーザーの心を揺さぶるベクトルを持っているのだろう。しかし、それはあくまでも一過性のものであり、恒久的に続く力ではない。
管理人が変化する場合もあるのだろうが、大抵の場合はそうではなくて、見ている人が「飽きる」のである。例えるならば、毎日同じ料理を食い続けた結果、向こうしばらくは食べたくない、となるようなもの。コンテンツ内容に抑揚を付けるであるとか、味付けに大胆な変化を持たせない限りは同じ人間が綴る記事というのは似たり寄ったりになりがちなのだ。
このようにして、かつては隆盛を誇ったサイトも、次第にブックマーク数が減少して落ち目へと移行するのである。だが、ここで勘違いしてはいけない。ブックマークがつかなくなったからといって、あなたの価値は変わらないのだ。一時的にもてはやし、踊り狂った挙句に離れていくユーザーも少なからずいるのであろうが、「あなたそのもの」に価値を見出して購読を続けているユーザーだって必ずいる。それを忘れてはいけない。
離れていくものは、追わなくてよい。かつて僕は、減少する読者数に一喜一憂していた時期があったし、それを記事にもした。なんとも矮小な話である。だが、ある時に気が付いた。「飽きて去っていく者に何らかの価値を見出す必要はない。その人にとっては自分のサイトは消費型コンテンツだったかもしれないが、自分にとってもまた、その人は消費型読者であったのだ」と。
見てくれているまさにその時に読者をないがしろにせよ、という意味ではない。だが、その見て楽しんでくれている気持ちも、長く続く保証はないということを肝に銘じるべきなのである。執着を捨てるべきなのだよ。この棲み分けができぬものが、一過性のブックマーカーに踊らされて犬も食わない炎上コンテンツを作り上げてしまう。それを見ていると悲壮感すら感じる。本来、大切にすべきものを見失い、他者に惑わされて幹すら持てない情けない姿がありありと見えてしまう。このようになってはいけない。
この項の頭で述べた「一過性消費型コンテンツ」というのは、あくまでも周囲が自分に目新しさを見出して半ば祭り状態の様相を指した言葉である。当然、管理人にあっては価値の変わらぬ一人のブロガーであり、人間であるわけで、使い捨てであるわけがない。念のために申し添えしておく。
己を貫くべし
じゃあ、今後どうするね?と考えてみたんですけども、どうするもこうするも変わらずにやっていくというのが再確認できただけでした。 読んでくれる人には申し訳ないけども、これまでどおり書きたいことを書きたいように書いていくことは崩しません。
この心意気には同意せざるを得ない。あなたはブレる必要がないのだ。自分の好きなことを書き、大いに表現していくべきであり、他者の一過性のブックマークに踊らされる必要など皆無である。そもそもブログなんてのは楽しんだもの勝ち、記事を書きあげたその時点で何らかの達成感を得られればよい。
それに、書いた記事が芽を出すのは公開後に拡散されたものだけではない。検索エンジンもまた、その記事に価値があるかどうかをしっかりと判定してくれる。サイト運営7か月時点でアクセス数のTOPを彩る記事は、多くが検索からの来訪者で支えられている。はてなブックマークの拡散などは夜空に打ちあがる刹那的花火以外の何物でもない。それこそが消費型コンテンツではあるまいかね。
モテキが永遠に続くかの如くバズを長期間にわたり繰り返すブログを多数見ているが、PV数だけ見ればこのサイトがそれらを圧倒していることも多い。PVだけがサイトの価値を決めるものとは言わないが、僕はそれをもってブロガーの矜持としているところが少なからずある。ソーシャル拡散なんて、所詮は一過性のドーピングに過ぎない。泥にまみれた野武士雑記ブロガーは、ゲリラ戦が得意なのさ。
ーー
というわけではてなブックマークにおける「モテキ」についての考察を、経験則から述べてみた。何らかの参考になっただろうか。まだ来ていない人、今現在来ている人、離脱症状に苦しんでいる人。各々が各々の状況で何らかの気づきを得て、今日も元気にブログを更新していることと存するが、最後にこの言葉を持って締めさせていただく。
迷わずいこう、己がブログ道を。
*1:グラップラー刃牙における登場人物で、圧倒的強さを誇るドーピングモンスター