日本では、親より長生き出来ない子供は、賽の河原で石を積まなくてはならないと言われています。この逸話について詳しく説明したいと思います。
賽の河原で石を積む理由は?
親より長生きできないと、なぜ賽の河原で石を積まなくてはいけないのか?親より先立ってしまった親不孝を詫びるためにも、親の供養のために石を積んで塔を建てるためと言われています。
しかし、石がつまれていくと鬼が崩しにきますが、そのうち地蔵菩薩が救いに来てくれると言われています。
賽の河原の理不尽さ
賽の河原で石をつむのは、親より先に亡くなってしまうからですが、私は少し理不尽な話だと思う訳です。世の中には、好きで親より先に死んでいく訳ではなくて、やむにやまれず先立ってしまう子供達だって多いはずだと思います。
それを親より先に亡くなったから、お前は何て親不孝な奴なんだという決めつけは少しどうなのかなぁと思う訳です。
賽の河原と言われる場所
賽の河原は、実は日本の各地に存在していると言われています。新潟県では佐渡島にあると言われて、その他に青森県の恐山の近くにも賽の河原があると言われています。私は新潟市に住んでいるので、佐渡汽船を利用しない限りは佐渡に行けないのですが、いつか佐渡島に行ってみたいと思います。佐渡島に行ったら、やはり賽の河原を実際に見たいと思ってしまいますね。
もちろん遊び感覚では行かずに、供養をするために行く事が大事です。遊び感覚でそういった場所へ行くのは罰当たり以外の何者でもありませんから。
そして、石を積むのは親不幸をわびるためだけではないようです。なかには、無事に生まれてこないで死産になってしまった水子の霊を供養するために石を積む場合もあるようです。私の地元新潟市には「日蓮岩屋」という場所があるのですが、そこには水子の霊を供養するために多くの石が積まれているのです。その日蓮岩屋については、後日記事にして書きたいと思います。
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