photo Yukihito Taguchi
8日(日本時間9日)の敵地ツインズ戦で3安打を放ったマーリンズのイチロー外野手について、ドン・マッティングリー監督が「本当にアメージング」、「年齢を話題にすることはやめるべき」と脱帽している。球団公式サイトがレポートしている。
「1番・DH」で3試合連続でスタメン出場したイチローは絶好調だった。2点を追う3回1死走者なしの第2打席でライト前に安打をマーク。その後、プラドのヒットで三塁まで進んだが、イエリッチが遊ゴロ併殺に倒れ、得点には至らなかった。
しかし、42歳の勢いは止まらない。4点を追う5回1死一、三塁の第3打席ではライト前にタイムリーヒット。この日のチーム初打点を挙げると、打線は一気に畳みかけ、2死満塁からオズナ、スタントンの連続タイムリーで同点に追いついた。さらに6回2死一塁の第4打席ではまたもライト前に弾き返して一、三塁とチャンスを広げると、チームはプラドの適時打で一時勝ち越しに成功。その後、救援陣が崩れて5-7と逆転負けを喫したが、守備に就かなかったイチローはこの日、バットで牽引した。
この日は5打数3安打1打点1得点で打率.330に上昇。3試合連続ヒットで、3安打以上は今季3度目となった。またメジャー通算2971安打とし、3000安打まで残り29本。また、日米通算で4249安打とし、メジャー最多安打のピート・ローズの4256本まで残り7本としている。この活躍に関して、球団公式サイトはマッティングリー監督が称賛する様子をレポートしており、指揮官は「彼は本当にアメージングだ」と絶賛。メジャー最年長野手となった外野手について「彼の年齢を話題にすることはやめるべきだと思う。彼は結果を出し続けている。活躍し続ける限り、彼年齢についての話をすべきではない」と語っている。
「この男は素晴らしい状態を保っている。いまだに優秀な守備選手で必要な時には盗塁もできる。そして、ヒットも打てる。彼はいまだに本当に偉大な選手なんだ」
マッティングリー監督はそうコメントし、敗戦の中で奮闘したイチローを手放しで絶賛している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count