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韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(2)
2016年06月09日10時35分[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
◆系列会社とのシナジーで追加受注に期待
今回の契約推進過程では自動車企業にバッテリーを供給するLG化学が大きな役割をしたという。昨年10月に駆動装置の供給を受けることにしたGMは、ボルト製作初期からLG化学の製品を使用した。フォルクスワーゲンも2月、LG化学を未来自動車協力会社に選定した。電気自動車の核心部品でLG電子とLG化学がシナジー効果を出しているというのが業界の分析だ。バッテリーと駆動装置をともに供給できる会社はLGグループが世界で唯一だ。
自動車業界の関係者は「バッテリーと駆動モーターを同時に生産すればシステム設計など技術力を速やかに築くことができるという長所がある」とし「自動車企業側もまとめて発注すればより安く供給を受けることができる」と説明した。
LG電子は自動車用通信モジュールの一種、テレマティックス分野で世界1位(市場シェア約30%)だ。エアコン技術を応用した車両用空調とスマートフォンを基盤としたインフォテイメントシステムにも強い。LGイノテックは操向装置などに使用されるモーター通信モジュールなどを製造し、LGディスプレイは最近テスラと車両用ディスプレー供給契約を結んだ。LGハウシスは車両内・外装材、LG CNSは電気自動車充電インフラ事業を手掛けている。電気自動車のほとんどすべての部品を「ワンストップ」で供給できるところはLGが唯一というのが業界の分析だ。
◆駆動装置の供給増える見込み
LG電子の駆動装置を採択する自動車企業は増える見込みだ。業界の関係者は「米国自動車企業1社と複数の中国自動車企業がLG電子と接触中だと聞いている」と明らかにした。1月には中国4大自動車企業の一つ、第一汽車グループに駆動装置など核心部品を供給することが伝えられた。
LGは電装部品事業をグループの未来の成長動力と見なして投資を拡大している。昨年末、LG電子からLG新成長事業推進団長に移った具本俊(ク・ボンジュン)LG副会長が力を注いでいる。LG電子VC事業本部は昨年3月末2381人だった職員を今年3625人へと1.5倍に増やした。同じ期間、LG化学電池事業部門は4135人から5019人に増えた。実績不振のため全体の職員数が375人減ったLGイノテックも電装部品部門では227人増えた。
証券業界はLG電子で電装部品を担当するVC事業本部の実績が来年から本格的な黒字に転じるという見方が出ている。ハナ金融投資のキム・ロクホ研究員は「車両用のオーディオとビデオが90%以上のVC事業本部の売上構造が今年下半期から多角化するだろう」と話した。
LG電子の受注内容は見守る必要があるという声もある。業界のある関係者は「GMとフォルクスワーゲンは電気自動車モデルの駆動装置の取引先の一つにLG電子を含め、品質と価格を天秤にかけている」とし「これら企業とどれほど長く安定した関係を維持できるかがLG電装事業の勝敗を左右するだろう」と語った。
韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(1)
今回の契約推進過程では自動車企業にバッテリーを供給するLG化学が大きな役割をしたという。昨年10月に駆動装置の供給を受けることにしたGMは、ボルト製作初期からLG化学の製品を使用した。フォルクスワーゲンも2月、LG化学を未来自動車協力会社に選定した。電気自動車の核心部品でLG電子とLG化学がシナジー効果を出しているというのが業界の分析だ。バッテリーと駆動装置をともに供給できる会社はLGグループが世界で唯一だ。
自動車業界の関係者は「バッテリーと駆動モーターを同時に生産すればシステム設計など技術力を速やかに築くことができるという長所がある」とし「自動車企業側もまとめて発注すればより安く供給を受けることができる」と説明した。
LG電子は自動車用通信モジュールの一種、テレマティックス分野で世界1位(市場シェア約30%)だ。エアコン技術を応用した車両用空調とスマートフォンを基盤としたインフォテイメントシステムにも強い。LGイノテックは操向装置などに使用されるモーター通信モジュールなどを製造し、LGディスプレイは最近テスラと車両用ディスプレー供給契約を結んだ。LGハウシスは車両内・外装材、LG CNSは電気自動車充電インフラ事業を手掛けている。電気自動車のほとんどすべての部品を「ワンストップ」で供給できるところはLGが唯一というのが業界の分析だ。
◆駆動装置の供給増える見込み
LG電子の駆動装置を採択する自動車企業は増える見込みだ。業界の関係者は「米国自動車企業1社と複数の中国自動車企業がLG電子と接触中だと聞いている」と明らかにした。1月には中国4大自動車企業の一つ、第一汽車グループに駆動装置など核心部品を供給することが伝えられた。
LGは電装部品事業をグループの未来の成長動力と見なして投資を拡大している。昨年末、LG電子からLG新成長事業推進団長に移った具本俊(ク・ボンジュン)LG副会長が力を注いでいる。LG電子VC事業本部は昨年3月末2381人だった職員を今年3625人へと1.5倍に増やした。同じ期間、LG化学電池事業部門は4135人から5019人に増えた。実績不振のため全体の職員数が375人減ったLGイノテックも電装部品部門では227人増えた。
証券業界はLG電子で電装部品を担当するVC事業本部の実績が来年から本格的な黒字に転じるという見方が出ている。ハナ金融投資のキム・ロクホ研究員は「車両用のオーディオとビデオが90%以上のVC事業本部の売上構造が今年下半期から多角化するだろう」と話した。
LG電子の受注内容は見守る必要があるという声もある。業界のある関係者は「GMとフォルクスワーゲンは電気自動車モデルの駆動装置の取引先の一つにLG電子を含め、品質と価格を天秤にかけている」とし「これら企業とどれほど長く安定した関係を維持できるかがLG電装事業の勝敗を左右するだろう」と語った。
韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(1)