韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(1)

韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(1)

2016年06月09日10時34分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  LG電子が独フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車に対する駆動装置供給を推進している。供給契約が実現すれば、LG電子は米国最大自動車企業のゼネラルモーターズ(GM)に続いて欧州最大企業のフォルクスワーゲンまでも取引先として確保することになる。

  複数の業界関係者は「LG電子がフォルクスワーゲンに駆動装置を含む電気自動車部品を供給する内容の契約を進めている」とし「契約規模も大きいと聞いている」と伝えた。LGグループ側は「いくつかの自動車企業と部品供給について話し合っている」と述べた。

  LG電子が駆動装置の供給拡大を推進し、自動車部品事業に弾みをつけている。電気自動車用バッテリーを生産するLG化学とのシナジー効果が表れ、受注の見通しも明るいという評価だ。自動車部品を担当する電装部品(VC)事業が、「G5」発売でも振るわないモバイル事業を補完する新しい成長動力として定着しているという分析が出ている。

  ◆「e-ゴルフ」次期モデルに採用か

  駆動モーターやインバーターなどで構成された電気自動車の駆動装置は一般の内燃機関車両のエンジンに該当する核心部品だ。同じバッテリーを使用しても駆動装置の効率によって走行距離が変わるなど性能を左右する。

  契約が締結されれば、フォルクスワーゲンはLG電子から供給された駆動装置を来年販売する2017年型「e-ゴルフ」など次期モデルに採用するという。2017年型「e-ゴルフ」は販売中の「e-ゴルフ」の最大走行距離(133キロ)を300キロまで増やしたモデルだ。フォルクスワーゲンはこのため駆動モーターの出力を100キロワットから120キロワットまで高めると明らかにした。昨年からディーゼル車問題のため各国で危機を迎えているフォルクスワーゲンは、今年から電気自動車の販売を増やすという計画を立てた。

  電子業界の内外では、同契約が実現すればLG電子の駆動装置の供給先が拡大するという点に注目している。証券業界の関係者は「供給先が多角化し、電装事業を担当するVC事業本部の売上高も予想より速いペースで増える可能性がある」とし「2013年に設立されたVC事業本部が来年から意味のある実績を出すことができるだろう」と予想した。

韓経:LG電子、VWに駆動装置供給推進…電気自動車部品事業に弾み(2)
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