2016年6月8日、韓国・ノーカットニュースなどによると、韓国・忠清北道の清州国際空港で、男が実弾を所持したまま搭乗前の保安検査を問題なく通過していたことが判明した。
韓国空港公社済州地域本部などによると、今年2月26日、済州空港の保安検査場で会社員の男(37)のかばんから38口径拳銃の実弾1発が見つかった。男は前日、この実弾を所持した状態で清州空港から飛行機に乗り、済州に渡っていた。済州西部警察署は、許可なく実弾を所持した容疑(銃砲刀剣火薬類安全管理法違反)で男を不拘束で立件した。
実弾を発見できなかった清州空港の検査体制も問題だが、発見した済州側もその後適切な措置を取らず、国土交通部は事件から3カ月以上たってようやくこの事実を把握したという。済州空港の関係者は、清州からの搭乗客が実弾を所持していた事実は認めたものの、「国家情報院と警察に男の身柄を引き渡した後、どう処理されたかは分からない」と話した。また、清州空港の関係者は「事件の報告を公式に受け付けた形跡はない」とし、「今から探しても時間がたってしまったから記録は残っていない」と話している。
この報道を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。
「韓国は国際的なカモ国家。外国に知れ渡ってしまった」
「IS(イスラム国)はこのニュースを喜ぶね」
「韓国はいつからか穴だらけになった」
「自分の役目を果たしている公務員はどこにもいないの?」
「あまりに無責任。(ソウルの)仁川空港や(釜山の)金海空港は、これでもかというくらいにいちいち調べられるのに」
「うちの子のおもちゃのピストルも見つかっちゃったよ」
「銃弾は見つからないのに、コチュジャンはやたら引っ掛かる」
「清州空港は客が全然いないから、職員も適当にやってるんだろう。職務怠慢だよ。見なくても分かる」
「会社員がどこから実弾を手に入れたのか徹底的に調べてくれ」
「あらゆる所がいいかげんで無責任なこの状態で、戦争でも起こったらどうなるんだろう?」
「その気になればだいたい破れるのが韓国の保安だ」(翻訳・編集/吉金)