先日、目標設定に関する記事を書きました。目標設定は結果ではなく、原因に対してフォーカスをして決断する方がいいという内容です。これは原因と結果の法則から、しかるべき原因があり、その上で結果があるということから、まずは原因を作っていくという発想のようです。
言い換えると、この目標設定は物事をシンプルに考えるということと同義なんだと思います。「千里の道も一歩から」ということわざがありますが、まさにその通りだなと思いました。
千里の道も一歩からの意味
「千里の道も一歩から」の意味を改めて書く必要もないと思いますが、念のため。どんなに大きな事業でも、まずは身近なところから着実に努力を重ねていけば成功できるという教えですね。
ちなみに英語では、
The longest journey begins with a single step.
となります。どんなに長い道のりでも、一歩から始まる。
似たような意味のことわざに「ローマは1日にしてならず」もありますが、やはりコツコツと継続していくことが重要なんですよね。ある意味で、最も長く受け継がれている目標達成の成功法則のような気がしました。
ある意味、開き直りかもしれない
物事をシンプルに考えるということは、ある意味で開き直ることなのかもしれないと思います。世の中で前人未到の目標でない限り、何らかの形で情報が存在しますよね。山に登りたいと思ったら「誰かが山に登った時に必要だと感じた装備に関する情報」、外国語を習得したいと思ったら「誰かが外国語を習得した情報」というのを見つけることができます。
僕もTOEICのリスニングで満点を取得する方法という記事を以前に書いていますが、まさにそんな記事ですね。そんな記事を書いておきながら言うのも何ですが、そうした情報をたくさん集めたとしても、実際に行動をしなければ意味がないわけです。
だからこそ、物事をシンプルに考え、開き直ることも時には大切なのかなと思いました。
物事をシンプルに考えた開き直りの例
以前にジェームス・スキナーという人の本を読んでいた時、こんな言葉が紹介されていました。
こげばいいでしょう! こげば!
これはツール・ド・ヨーロッパという自転車レースに参加した時の合言葉だそうです。欧州14カ国を横断し、5000kmを走破するというチャレンジで、37日間も1日156kmペースで走り続ける。そんな中で、先をどうこう考えるのではなく、解決策としてはペダルを”こぐしかない”わけで、そこからこの「こげばいいでしょう! こげば!」が合言葉になったんだとか。
そう考えると、目標達成もこうしてシンプル化できそうですよね。
英会話を習得したい場合
(英語表現を覚えて)話せばいいでしょう! 話せば!
TOEIC990点を取得したい場合
(問題集を)解けばいいでしょう! 解けば!
ダイエットしたい場合
運動すればいいでしょう! 運動すれば!
作家になりたい場合
書けばいいでしょう! 書けば!
近道を探しすぎない
僕が情報をたくさん調べようとする時、何かを達成するためにどれだけ近道できそうかということを最重要課題にして考えています。外国語を勉強する最短の方法はどれかと色々と調べますが、結局は以下の4点を満遍なく練習すればいいんですよね。
- 読む
- 聞く
- 書く
- 話す
この4つのスキルを、どんな順番で勉強すれば効率がいいのか気になりますが、いずれにしても、4つのスキルを磨けばいいわけです。情報を調べて回っていると、実際には何も勉強していないのに、勉強した気になってしまいます。
ライフハック、英会話、ダイエットに関する情報は癒しだと以前に書きました。それは、読んだだけで実際にそうなった気分に浸れるからですね。
たった30日で英語をペラペラになった勉強法!
という記事を読めば、「たった30日でペラペラになれるなら、今はやらなくていいや」という気持ちにもなってしまいそうです。そのため、情報収集だけで満足せずにシンプルに考えたいと思いました。
まとめ
結果ではなく原因に関してフォーカスをするということは、物事をシンプルに考えるということと同義になりそうですね。「千里の道も一歩から」という言葉は以前から知っていましたが、目標設定に関する内容を学んだ後では、これ以上ない成功法則のような気がします。
何かを成し遂げたいと思ったら、必要なことをシンプルに続けることが結局のところ、一番の近道なんですよね。そのことを意識して、目標達成に向かって進みたいと思います。
それでは、また。