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 「くまモン」をかたどった人形焼きを、著作権を持つ熊本県の許諾を得ずに製造・販売したとして、熊本県警は9日、いずれも個人事業主の50代の男=熊本市=と30代の男=熊本県嘉島町=を著作権法違反容疑で熊本地検に書類送検した。いずれも容疑を認めているという。

 県警によると、50代の男は1月と3月、熊本市のスーパーに出した屋台で、くまモンをかたどった人形焼きを無許可で製造・販売し、30代の男は3月の事案で共謀した疑いがある。

 匿名の通報を受けた県が2014年3月以降、くまモンの利用許諾の期限が切れていたにもかかわらず30代の男が人形焼きを製造・販売し続けていたことを確認。警告書を出したが是正されず、今年3月に県警に告訴状を提出。その後の県警の捜査で50代の男の関与も浮上した。くまモンの著作権をめぐり県が告訴したのは初めて。