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回線
24時間・365日、TBSにはニュース素材、番組素材、中継映像などが日本全国、また世界中から伝送されてきます。
それら伝送回線の構築、監視、障害への対応、また伝送された映像・音声の調整を行った上で、局内の各サブや収録室、TVマスターなどへ分配する業務を24時間休まず行っています。
回線 (1)
回線 (2)
回線 (3)
また事故現場からのリポート、お天気中継、選挙特番、世界陸上、オリンピック、駅伝・ゴルフ等スポーツ中継、日本レコード大賞、オールスター感謝祭など、生中継の番組では伝送回線の品質は特に重要で、それを監視する回線部は大きな役割を担っています。
TBSでは都内ビルの屋上や関東圏の山頂にアンテナが設置された基地局を数箇所保有しており、緊急時には雪山に登ってアンテナ等の保守を行うこともあります。
このように “TBSの玄関”として毎日のOAを支えています。
TBSでは都内ビルの屋上や関東圏の山頂にアンテナが設置された基地局を数箇所保有しており、緊急時には雪山に登ってアンテナ等の保守を行うこともあります。
このように “TBSの玄関”として毎日のOAを支えています。
“技”の仲間
- 仕事の内容は?
- 主に「指揮卓業務」「基地局保守」「番組担当」を行っています。
回線センターでは多くの伝送を扱うため、日中帯は通常5人で回線の監視等を行っています。その5人のチームをまとめ、その日のすべての伝送を管理するのが指揮卓業務です。
素材伝送の予約が入ったら内容を確認、最適な伝送路の選択を行い、映像・音声の品質を確認して希望先へと分配します。早朝/昼間/深夜のシフトで勤務しています。
基地局保守は、伝送アンテナや機材の保守のため都内ビルの屋上で作業したり山に登ったりしています。機材の調子がいつ悪くなるかは分からず、急に保守へ向かうこともあります。
番組担当は、アジア大会や選挙特番など数多くの素材を扱う番組で伝送回線を構築し各所との調整を行います。 - 仕事をする上で心がけていることは?
- 回線 (柴崎友美)何度も繰り返し確認する作業を怠らないことです。
伝送回線のコントロールはある程度システムによって制御されているのですが、最終的な分配先・時間の確定作業、また番組が延長したときや事件・災害などで緊急事態となったときは、手動で回線をコントロールします。ここで操作を誤ると放送事故を引き起こしてしまいます。
ちょっとした気の緩みがミスにつながります。いつも最悪の事態を想定した上で、一つ一つ丁寧に回線をチェックしコントロールするよう心がけています。 - 仕事で苦労したことは?
- 「声」を聞き分けることに苦労しました。
回線のオペレーションルームには様々な「声」がとびかっています。監視中の素材の音声、中継現場からの回線接続要請の声、各局からの素材伝送に関する声など、声によってやり取りが行われています。
その声の聞き分けが最初は全くできず、苦労しました。また聞き取れるようになってからも姿の見えない相手と声のみでやり取りすることは難しく、相手の状況を声から汲み取れるようになることが未だに課題です。 - 仕事でうれしかったことは?
- 基地局の保守のために山に登れること、また高層ビルの屋上など普段は入れない場所に行けることです。
私は大学時代に登山サークルに所属していたため、仕事として山に登ることができるとは、これほど嬉しいことはありません。友人にこのことを話すと、とてもうらやましがられます。また基地局のアンテナは高層ビルの屋上にあり、一般入場可能なビルの展望台エリアよりも高いところにあります。ここから見る東京の景色は、最高の眺めです。 - 学生にアドバイス
- 本か何かで、12歳前後の頃に夢中になったことに関連する仕事に就くと幸福度があがる、と読んだ記憶があります(誤情報だったらごめんなさい)。
あなたが夢中になっていたことは何ですか…?
それがテレビ局にも関わっているといいな、と思います。
TOPICS
- SNGアンテナ更新
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2014年10月からTBS社屋の中層棟にあるアンテナの更新工事を行っています。
このアンテナは人工衛星による伝送(SNG)のためのアンテナで、直径は7.6m、総重量は約6トンもあります。周辺地域の方々のご協力の下、大型クレーンを用いて機材を吊り上げ、中層棟の限られた狭いスペースで組み立てを行います。2014年12月下旬には完成予定です。…というのも、この原稿を書いている時点ではまだ完成していません。
TBS社屋にはその他にもたくさんのアンテナが設置されています。赤坂に来た際は、TBS社屋でピカピカ輝くアンテナにも注目してみてください。回線 (4)回線 (5)