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【プロ野球】

大谷17戦連続安打 3年ぶり死球も受けた

2016年6月9日 紙面から

日本ハム−広島 1回表2死、死球に顔をゆがめる大谷=札幌ドームで(西岡正撮影)

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◇日本ハム4−2広島

 日本ハムが接戦を制した。0−1の4回に大野のスクイズや陽岱鋼の適時打などで3点を奪って逆転。高梨が今季初先発で5イニング0/3を2失点と粘り3勝目、増井は3年連続の10セーブ目を挙げた。広島は6、7回の好機を生かせなかった。

 強じんな体で飛ばした打球は右中間を鋭く破った。7回、日本ハム・大谷が今村の146キロ直球を振り抜き、打席に立った試合の連続安打を17試合に伸ばす二塁打。「甘かったので、反応で打ちました」。交流戦では野手出場全試合で安打を継続している。

 1回はジョンソンの内角直球が広背筋に直撃した。顔をゆがめたが、淡々と一塁へ向かった。何と死球は1年目の13年7月に楽天・田中(ヤンキース)から受けて以来3年ぶり2度目だった。

 打率3割5分7厘、9本塁打。栗山監督は「結果を残せば残すほど、インコースに厳しく攻めるのは当然」と内角攻めも強打者だからこそと捉える。大谷は「全然、大丈夫です。高校の時から避ける練習をしてましたから」とケロリ。9日以降の出場も問題なしを強調した。

 左打者の大谷にとって、右肘に当たれば投手に支障が出るが、栗山監督は背中で済んだのも高い技術があればこそだと指摘した。「普通なら体が開くが、大谷は右手が後ろに残っている。イチローもそう。そういう打者は数少ない。だからこそ二刀流もやらせられる」。投げ、打ち、走り、そして避けるのも二刀流というわけだ。

 

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