蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】巨人、連敗止め交流戦単独首位 3度目の正直で「甲子園の星」粉砕2016年6月9日 紙面から
◇巨人7−5西武巨人が逃げ切った。2回に阿部の中前への先制打や坂本の2点打などで5点を先取した。7回に坂本の適時打、8回は村田の5号ソロで加点。内海が6イニング2失点で2勝目を挙げた。西武は終盤に2点差まで迫るも及ばなかった。 3度目の正直で「甲子園の星」を粉砕した。巨人が13年夏の優勝投手の高橋光を攻略し、2回に5点のビッグイニング。花巻東で全国区のスターだった大谷と菊池に抑えられた鬱憤(うっぷん)を晴らし、交流戦単独首位に返り咲いた。 光り輝く未来が待つ若い投手とはいえ、3度続けて抑えられるわけにはいかない。甲子園に出場できなかった長野と阿部の連続長短打で先制点。2つの敵失も絡んで打線がつながり、坂本の2点適時打で先制攻撃を仕上げた。 そして、メラメラと燃えていた男も今季初の猛打賞と暴れた。「大谷君にも菊池君にも振り負けている感じはしなかったからね」。村田だ。高橋光から適時打を含む2本の中前打。「初対戦だからファーストストライクを積極的にいった」。プロでたっぷり積んだ経験を生かし、2年目右腕に苦い汁を飲ませた。 東福岡時代は春夏連続で甲子園のマウンドに上がり、横浜の松坂(ソフトバンク)とも投げ合った。「僕は沸かせてないですけどね」と頭をかきながら、「若くて真っすぐの速い投手が多い。対応しないとね」と胸を張った。 8回には2番手の小石から5月17日のDeNA戦以来18試合ぶりとなる1発をバックスクリーンに運び、交流戦歴代2位に並ぶ52本塁打。「久しぶりに納得のいく、気持ち良い本塁打」と快感に浸った。 相手にダメージを与える加点で打ち勝ち、高橋監督も納得の表情。「打つ人が打ち、つなぐ人がつなぎ、良い攻撃をできた」。桐蔭学園−慶大−巨人とスター街道を一直線の指揮官の「星」こそが、実は最強なのかもしれない。 (井上学) PR情報
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