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このブログでは、Google から開発者のみなさま向けの情報をいち早くお届けします。
Android Wear 2.0 デベロッパー プレビュー
2016年6月9日木曜日
[この記事は David Singleton、エンジニアリング部門副社長による Android Developers Blog の記事 "
Android Wear 2.0 Developer Preview
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
本日(*原文公開当時) Google I/O において、2 年前の Android Wear 導入以来最も大幅なアップデートとなる、Android Wear 2.0 が発表されました。ユーザーやデベロッパーから寄せられた声に基づき、時計面、メッセージング、フィットネスを含むウォッチの主要なエクスペリエンスを改善して、プラットフォームを進化させました。
Android Wear 2.0 は、この秋に入手可能となります。
Developer Preview
は本日より提供され、この夏を通じて追加のアップデートがリリースされる予定です。お気づきの点がございましたら、都度
フィードバックをお寄せください
。また、このプレビューは開発途中であり、日常的な用途を想定したものではないことに留意してください。
新機能:
スタンドアロン アプリ:
Android Wear アプリは Bluetooth、Wi-Fi、または電話回線を介して直接インターネットにアクセスできるようになり、
Data Layer API
に依存する必要がなくなりました。これは、ペアリングされた携帯端末が遠くにある場合や電源を切っている場合でも、アプリは引き続きフル機能を提供できることを意味します。また、Data Layer API の使用を必要としないことで、ウォッチが Android または iPhone とペアリングされているかどうかによらず、アプリは同じ機能を提供できるようになります。さらに、アプリは
Google Cloud Messaging
を介してプッシュ メッセージを受信でき、ウォッチ上の
AccountManager
に直接アクセスできます。
新しいシステム UI:
多くの UI が変更され、ユーザーはアプリをより簡単に操作できるようになりました。
新しい通知デザイン
とアプリ ランチャーにょり、通知に対するアクションおよびアプリの起動が簡単になり、新しい時計面ピッカーは、時計面を素早く、また楽しく切り替えます。システム UI には暗色のカラーパレットが採用され、円形ディスプレイで使いやすくなっています。既存の Android Wear アプリおよび通知を新しい UI で試すことをお勧めします。
ウェアラブル端末向けのマテリアル デザイン:
新しい
ウェアラブル端末向けマテリアル デザイン ガイド
は、アプリのインターフェースに一貫性を持たせ、インターフェースをより直感的に、美しくするのに役に立ちます。ウェアラブル端末サポート ライブラリの新しいナビゲーション ドロワーとアクション ドロワー コンポーネントにより、新しいシステム UI の縦レイアウトをアプリと簡単に整合させることができます。また、暗色カラーパレットの適用方法のガイドも提供されています。
Complications API
:
コンプリケーションは、時計面上でユーザーに直接表示される数バイト程度の情報です。この API を実装した任意のウォッチフェイスにデータを表示することがあらゆるアプリで可能になりました。アプリ開発者は、多様なウォッチフェイスにデータを公開することを選択でき、この場合、ユーザーはウォッチフェイスから簡単にアプリを起動できるようになります。ウォッチフェイスの開発者は、自身でデータを供給する必要がなく、Wear アプリの豊富なエコシステムのデータを利用できます。
入力方法
:
キーボードおよび手書きによる入力方法により、ウォッチを使用しているユーザーからのテキストの受け取り方法が新たに追加されました。これらの新しい入力方法を、
RemoteInput
および
EditText
を介してアプリで使うことができ、音声応答用に既に
RemoteInput
を使っている通知では、新しい入力方法が自動的にサポートされます。Android の入力方法のフレームワークがウォッチに完全に移植されているため、必要に応じて独自の入力方法を構築することも可能です。
新しい
MessagingStyle
通知:
Android Wear 2.0 には、新しい
通知テンプレート
が含まれ、素早いメッセージ操作に最適化されたレイアウトが提供されます。このテンプレートは Android N が使われている携帯端末やタブレットでも使用可能です。そのため、デバイスを横断した優れたメッセージング エクスペリエンスを簡単に構築できます。
Google Fit プラットフォーム:
Google Fit プラットフォームの改良により、アプリでフィットネス データの使用やアクティビティの検出が簡単にできるようになりました。
PendingIntent
を登録して、フィットネスのデータ ストア内の変更が通知されるようにでき、体重、栄養摂取およびその他のデータ タイプの変更のクエリを継続的に行う必要がなくなりました。また、
HistoryApi.readDailyTotal()
を使用して、アプリが毎日の歩数を Android Wear で簡単に一貫して取得できるようになり、歩数記録のサブスクリプションは不要になりました。更に、ユーザーの同意のもとでユーザーがウォーキング、ランニング、サイクリングを開始するとそれを検出できるようになります。
Android N のサポート:
Android Wear アプリは、
データ セーバー
や
Java 8 Lambda のサポート
などの最新の Android N の機能を利用できるようになりました。新しい絵文字も忘れてはいけません。
使用を開始してフィードバックをお寄せください。
Android Wear 2.0 Developer Preview には、アップデートされた SDK とツール、公式 Android エミュレータ、
LG Watch Urbane 2nd Edition LTE
、および
Huawei Watch
でテストするためのシステム イメージが含まれます。
使用を開始するには、以下のステップを実行してください。
Android Wear 2.0 Developer Preview の
ビデオ ツアー
を見ます。
Android Studio を バージョン 2.1.1 以降にアップデートします。
Android Wear 2.0 Developer Preview サイト
で、ダウンロードやドキュメントを確認します。
SDK Manager からエミュレータ システム イメージを入手するか端末のシステム イメージをダウンロードします。
サポートされる端末かエミュレータでアプリをテストします。
フィードバックをお寄せください。
このデベロッパー プレビューは、皆様のフィードバックを基に今後数か月継続してアップデートを行います。早めにお知らせいただければ、最終リリースにより多くのフィードバックを反映できます。
お気軽にお知らせください
。
Posted by
Takeshi Hagikura - Developer Relations Team
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