2016/6/4
これは・・・どうなんでしょうか? ガイドライフ
山岳ガイドには、一部この手の輩も居るけれど、もちろん多くのガイドは、チャンと仕事をしています。
それらにはモチロン、自然里山、登山、山岳、国際の、区別なんてものはありません。
真面目に働く人たちが、こういったガイドと混同されるのは、同業者であれば誰もが許せないはずです。
いつもの初心講習・・・来てみたら、使う岩場は10名以上のパーティーで占拠されている。
それでも岩場は公共の場。
譲り合って使えればよいのですが・・・
トップロープの張り方が、あり得ない危険な状況になっています。
どうせ岩も混んでいるので、ほぼ岩もクライミング自体も全くの初めての参加者の皆さんに、確保の仕組みを木陰で教え終えてから、

唯一空いていたこのクラックを、同業者だけど上部のテラスから指示出すだけのガイド君に、「ここいい?」と声をかけて準備する
上からは「ご自由に〜」

でもね、彼らのトップロープはこの右上のテラスを終了点とする、尾根の上なんです・・・
中間支点は全くナシで・・・
上部テラスから張られたロープなのだから、もちろん落ちたあちらのお客様は、中央までぶっ飛んでくる訳で・・・
そうなればお客さん同士の衝突、また落ちる地点によっては、地面まで落ちかねない振られ幅となる。
「ご自由に」と、言われてもなぁ・・・
「ねぇ!これ危ないよ?支点取ってくれないかな?」と、頼んでも
「大丈夫だから!大丈夫だって!俺はずっとこのやり方でやってるんだからさ〜 問題ないんだよ」
「でもやっぱ危ないよ、このままじゃ怪我するよ、振られ止め付けてよ」
「これはこういう練習なの。俺の仕事邪魔しないでくれる?」
と、全く取り合おうとはせず、しばらくは遥か上のテラスと、地面での押し問答になる。

そのうち、キャーッという悲鳴とともに、クライムダウンさせられていた女性が、地面近くの高さで、中央まですごい距離を横っ飛びに振られてきた
怪我はいつ誰がしても、おかしくない状況だ。
言わんこっちゃない。
フォールラインを考慮した安全を確保しつつ、お客様に楽しく岩に親しんでもらうよう務めることが、本来の私たちの仕事なのに!
しかしガイドは相変わらず、岩の高みで指示出すだけ。
「だから〜 そっち行っちゃダメなんだよね〜」
「右っつったじゃん?右だよ右!」
ぇえ!?それって、お客さんが悪いワケ??
「ほらぁ、やっぱり要るよ!支点取るからね」

このままでは危険極まりないので、私が回り込んで振られ止めを付けたら、やっと中間テラスまで降りてきた彼。
ソコで逆切れか?
「なに勝手なことしてんだよ!」
「アナタさ〜 そもそも解ってる?」
「俺は国際機関公認の国際ガイドであって、メーカーさんからサポートまで受けてる、信頼あるプロガイドなワケ。だから危なくなんて全くないワケ、安全なのよ」
「国際認定じゃないんだからさ〜、つまりアンタはアマチュアなんだよね」
「プロの俺が上で、アマチュアのアンタは、俺よか下な訳」
「アマチュアの格下の奴が、上のプロに向かって文句言うなんてさ、生意気なんだよね?」
「アマチュアは黙ってプロの言うこと聞いてりゃいいんだよ」
「しかも俺らプライオリティーなんだからさ、プライオリティーに、この岩場の優先権あるわけよ」
「俺らのやってることに文句あるなら、アンタらがヨソ行けばいいだろ」
つまり要約すれば、あんた俺より下の身分だから黙ってろ?
先に来た俺らにこそ、岩場の優先権があるんだゾ?とかいう、主張らしい。
・・・このひと、マジに話してんのかな。
すっかり自分の言葉に酔ってるらしく、ソウトウ支離滅裂なんですけれど。
安全管理から基本的な岩場のルールに至るまで、言ってるコトぜんぶが・・・
そもそもがお互い、日本山岳ガイド協会という一組織に、所属しているだけじゃないか?
国家資格では無い以上、国内でガイドの上下なんぞ、論ずるに値しないことである。
そしてあろうことか、
「アンタそんなんだからさ〜、俺と違ってさ、国際試験だって何度受けても落ちるんだよね」
「判ってんのかなぁ〜?ソコんとこさ」
「俺は受かった公認のガイドなんだよ?文句ある?」
最後には、人の汗と努力の年月を、鼻先で笑った。
こいつは、最早ガイドなんかじゃない。
まずガイドという職業を持つ以前に、人としてもダメだ。
こちらが如何に安全上のことを説得しても、彼はひたすら自分の飾りを強調するばかりで、言ってることは全く的を得ない。
あまりのことに、やや呆然とするしかない。
あれれ?なんか言ってるコト・・・よくわかんないんだけど。
こいつフランス語も話せたハズ?
ケドこれは、いちおうニホン語?ダヨネ?
しかしこんな奴でも、日本の協会がOK出した国際資格保持者であることは(例え規格外であっても)、事実は事実なのだ。
左側を登っていた外国人たちが見かねたらしく、「岩はシェアすべきだ」と、彼に問いかけると、
「あぁ勿論さ、俺らはシェアしたいんだが、彼女が俺の仕事を邪魔するだけさ」
と、ここぞとばかりに英語で得意げに答えてる。
あの、彼ら・・・日本語解るよ?
(後で聞いたら日本在住アメリカ人だった)
気が付けば、周囲のお客様方も双方ともに引いてしまい、遠巻きになっている。
マズイ・・・
せっかくみんな、休日を楽しく過ごしたくてここまでやって来ているのに、この凍り付いた空気は、とってもマズイんじゃないか?
傍から見れば、単なる同業者の小競り合いのハズ、この岩場のみんなを、これ以上巻き込むべきじゃない。
ココはひとまず潮時だ。
なんにせよ、(外人さん以上に?)言葉が通じる相手ではないらしい。
とにかく今は、自分の仕事を、まずはしっかりやるべきだ。
深呼吸して・・・
「さ、まずは確保を実際にやってみましょう!コチラへ!」
と誘ってから、講習を再開する。
どうせ少しの我慢で、早々に居なくなるはず。
とりあえずは、この空気感何とかしなくっちゃ・・・
うちのお客様には申し訳ないのだけれど、彼らのパーティーが危ない位置に来るたびに、お客様には動きを止めてもらうくらいしか、対処法はなかったけれど。
案の定、わずかばかりの我慢で、午後も過ぎれば彼は立ち去り、岩場に平和は戻った。
外国人や学生さんたち、山岳会のパーティーと場を分かち合い、その後うちのお客様にも、無事登ってもらうことが出来た。
帰路、どうにもならない悔しさ、そして何よりも、アレが同業者であることの情けなさが、フツフツと込み上げてくる。
お客さんを送って帰宅し、予報を見て翌日のお客様に連絡を入れ終えると、そこで我慢の糸が、プツンと切れた。
行き場のない怒りと共に、涙が沸いてくる。
この手の世界で、わざわざより厳しい仕事に挑む物好きな女性は、殆んど居ない。
今でこそ減っても、こんなことは初めのころ幾らでもあったし、これからだってあるはずだ。
でも、やっぱりクヤシイ。
私は社会的弱者ではない。
何故なら、守ってくれる相方も居れば、仲間も友人も居るからだ。
それでもこの日の出来事は、格下に見られたからこその、上から目線なんだろう。
・・・てか、そういや彼、終始岩の上に居ただけで、確保もリードもお客さんまかせ。
ほとんど降りてこなかったなぁ・・・
上から目線て、人によっては、大切なものなのかもネ。
けれど、この場に居合わせた皆さますべての方には、いずれにせよ、不快な思いを残してしまったはず。
クライミングを楽しんでもらうことが本来の目的なのに、大変申し訳ないことをしました。
フェイスブックにて貴重なご意見をくださった皆さんへ、そして泣きながら電話したその日の夜、あたたかな家庭に呼んでくれた友人に、この場を借りて感謝を。
心からの助言も、ありがとうございます。
「相手にするだけ損だよ」
みなさん一様に、身に沁みてもっともなお言葉です。
私もそう思ってきました。
でもやっぱり、人として生きていくうえで、無視できることと、そうでないことはあるものです。
しかも、彼自身も多かれ少なかれ、似たような苦労はあったはず。
それすらも忘れ、これを言っても良いか悪いかの判断すら出来ないことは、本当に情けないことです。
人の心の痛みを知る、せめて私は、そんな人間であり続けたいです。
それらにはモチロン、自然里山、登山、山岳、国際の、区別なんてものはありません。
真面目に働く人たちが、こういったガイドと混同されるのは、同業者であれば誰もが許せないはずです。
いつもの初心講習・・・来てみたら、使う岩場は10名以上のパーティーで占拠されている。
それでも岩場は公共の場。
譲り合って使えればよいのですが・・・
トップロープの張り方が、あり得ない危険な状況になっています。
どうせ岩も混んでいるので、ほぼ岩もクライミング自体も全くの初めての参加者の皆さんに、確保の仕組みを木陰で教え終えてから、
唯一空いていたこのクラックを、同業者だけど上部のテラスから指示出すだけのガイド君に、「ここいい?」と声をかけて準備する
上からは「ご自由に〜」
でもね、彼らのトップロープはこの右上のテラスを終了点とする、尾根の上なんです・・・
中間支点は全くナシで・・・
上部テラスから張られたロープなのだから、もちろん落ちたあちらのお客様は、中央までぶっ飛んでくる訳で・・・
そうなればお客さん同士の衝突、また落ちる地点によっては、地面まで落ちかねない振られ幅となる。
「ご自由に」と、言われてもなぁ・・・
「ねぇ!これ危ないよ?支点取ってくれないかな?」と、頼んでも
「大丈夫だから!大丈夫だって!俺はずっとこのやり方でやってるんだからさ〜 問題ないんだよ」
「でもやっぱ危ないよ、このままじゃ怪我するよ、振られ止め付けてよ」
「これはこういう練習なの。俺の仕事邪魔しないでくれる?」
と、全く取り合おうとはせず、しばらくは遥か上のテラスと、地面での押し問答になる。
そのうち、キャーッという悲鳴とともに、クライムダウンさせられていた女性が、地面近くの高さで、中央まですごい距離を横っ飛びに振られてきた
怪我はいつ誰がしても、おかしくない状況だ。
言わんこっちゃない。
フォールラインを考慮した安全を確保しつつ、お客様に楽しく岩に親しんでもらうよう務めることが、本来の私たちの仕事なのに!
しかしガイドは相変わらず、岩の高みで指示出すだけ。
「だから〜 そっち行っちゃダメなんだよね〜」
「右っつったじゃん?右だよ右!」
ぇえ!?それって、お客さんが悪いワケ??
「ほらぁ、やっぱり要るよ!支点取るからね」
このままでは危険極まりないので、私が回り込んで振られ止めを付けたら、やっと中間テラスまで降りてきた彼。
ソコで逆切れか?
「なに勝手なことしてんだよ!」
「アナタさ〜 そもそも解ってる?」
「俺は国際機関公認の国際ガイドであって、メーカーさんからサポートまで受けてる、信頼あるプロガイドなワケ。だから危なくなんて全くないワケ、安全なのよ」
「国際認定じゃないんだからさ〜、つまりアンタはアマチュアなんだよね」
「プロの俺が上で、アマチュアのアンタは、俺よか下な訳」
「アマチュアの格下の奴が、上のプロに向かって文句言うなんてさ、生意気なんだよね?」
「アマチュアは黙ってプロの言うこと聞いてりゃいいんだよ」
「しかも俺らプライオリティーなんだからさ、プライオリティーに、この岩場の優先権あるわけよ」
「俺らのやってることに文句あるなら、アンタらがヨソ行けばいいだろ」
つまり要約すれば、あんた俺より下の身分だから黙ってろ?
先に来た俺らにこそ、岩場の優先権があるんだゾ?とかいう、主張らしい。
・・・このひと、マジに話してんのかな。
すっかり自分の言葉に酔ってるらしく、ソウトウ支離滅裂なんですけれど。
安全管理から基本的な岩場のルールに至るまで、言ってるコトぜんぶが・・・
そもそもがお互い、日本山岳ガイド協会という一組織に、所属しているだけじゃないか?
国家資格では無い以上、国内でガイドの上下なんぞ、論ずるに値しないことである。
そしてあろうことか、
「アンタそんなんだからさ〜、俺と違ってさ、国際試験だって何度受けても落ちるんだよね」
「判ってんのかなぁ〜?ソコんとこさ」
「俺は受かった公認のガイドなんだよ?文句ある?」
最後には、人の汗と努力の年月を、鼻先で笑った。
こいつは、最早ガイドなんかじゃない。
まずガイドという職業を持つ以前に、人としてもダメだ。
こちらが如何に安全上のことを説得しても、彼はひたすら自分の飾りを強調するばかりで、言ってることは全く的を得ない。
あまりのことに、やや呆然とするしかない。
あれれ?なんか言ってるコト・・・よくわかんないんだけど。
こいつフランス語も話せたハズ?
ケドこれは、いちおうニホン語?ダヨネ?
しかしこんな奴でも、日本の協会がOK出した国際資格保持者であることは(例え規格外であっても)、事実は事実なのだ。
左側を登っていた外国人たちが見かねたらしく、「岩はシェアすべきだ」と、彼に問いかけると、
「あぁ勿論さ、俺らはシェアしたいんだが、彼女が俺の仕事を邪魔するだけさ」
と、ここぞとばかりに英語で得意げに答えてる。
あの、彼ら・・・日本語解るよ?
(後で聞いたら日本在住アメリカ人だった)
気が付けば、周囲のお客様方も双方ともに引いてしまい、遠巻きになっている。
マズイ・・・
せっかくみんな、休日を楽しく過ごしたくてここまでやって来ているのに、この凍り付いた空気は、とってもマズイんじゃないか?
傍から見れば、単なる同業者の小競り合いのハズ、この岩場のみんなを、これ以上巻き込むべきじゃない。
ココはひとまず潮時だ。
なんにせよ、(外人さん以上に?)言葉が通じる相手ではないらしい。
とにかく今は、自分の仕事を、まずはしっかりやるべきだ。
深呼吸して・・・
「さ、まずは確保を実際にやってみましょう!コチラへ!」
と誘ってから、講習を再開する。
どうせ少しの我慢で、早々に居なくなるはず。
とりあえずは、この空気感何とかしなくっちゃ・・・
うちのお客様には申し訳ないのだけれど、彼らのパーティーが危ない位置に来るたびに、お客様には動きを止めてもらうくらいしか、対処法はなかったけれど。
案の定、わずかばかりの我慢で、午後も過ぎれば彼は立ち去り、岩場に平和は戻った。
外国人や学生さんたち、山岳会のパーティーと場を分かち合い、その後うちのお客様にも、無事登ってもらうことが出来た。
帰路、どうにもならない悔しさ、そして何よりも、アレが同業者であることの情けなさが、フツフツと込み上げてくる。
お客さんを送って帰宅し、予報を見て翌日のお客様に連絡を入れ終えると、そこで我慢の糸が、プツンと切れた。
行き場のない怒りと共に、涙が沸いてくる。
この手の世界で、わざわざより厳しい仕事に挑む物好きな女性は、殆んど居ない。
今でこそ減っても、こんなことは初めのころ幾らでもあったし、これからだってあるはずだ。
でも、やっぱりクヤシイ。
私は社会的弱者ではない。
何故なら、守ってくれる相方も居れば、仲間も友人も居るからだ。
それでもこの日の出来事は、格下に見られたからこその、上から目線なんだろう。
・・・てか、そういや彼、終始岩の上に居ただけで、確保もリードもお客さんまかせ。
ほとんど降りてこなかったなぁ・・・
上から目線て、人によっては、大切なものなのかもネ。
けれど、この場に居合わせた皆さますべての方には、いずれにせよ、不快な思いを残してしまったはず。
クライミングを楽しんでもらうことが本来の目的なのに、大変申し訳ないことをしました。
フェイスブックにて貴重なご意見をくださった皆さんへ、そして泣きながら電話したその日の夜、あたたかな家庭に呼んでくれた友人に、この場を借りて感謝を。
心からの助言も、ありがとうございます。
「相手にするだけ損だよ」
みなさん一様に、身に沁みてもっともなお言葉です。
私もそう思ってきました。
でもやっぱり、人として生きていくうえで、無視できることと、そうでないことはあるものです。
しかも、彼自身も多かれ少なかれ、似たような苦労はあったはず。
それすらも忘れ、これを言っても良いか悪いかの判断すら出来ないことは、本当に情けないことです。
人の心の痛みを知る、せめて私は、そんな人間であり続けたいです。