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「歴史変える」行動強調…米副補佐官が講演

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領の広島訪問に深く関わったローズ米大統領副補佐官(戦略広報担当)は6日、ワシントン市内で講演し、「広島訪問は『歴史(の流れ)は変えることができる。変えるべきだ』ということを示した」と語り、オバマ政権として残る任期の約7カ月間は引き続き「核兵器なき世界」に向けた取り組みを進める考えを強調した。

     ローズ氏は2009年4月に「核兵器なき世界」を提唱したオバマ氏のプラハ演説を起草した最側近の一人だ。講演では、核兵器なき世界の実現には、米議会との協力やロシアとの関係、朝鮮半島情勢など世界規模の大きな変化が必要だと指摘。「不可能だ、というのは簡単だ」としたうえで、現職米大統領として初めてとなったオバマ氏の広島訪問を例にとり、歴史を変えるための取り組みを続ける決意を示した。

     ローズ氏は、広島訪問の際に友好的でたくさんの群衆が歓迎してくれているのを車列から見て驚いたと語り、特に小さな少年が英語で「広島へようこそ」と書いた掲示板を持ってほほ笑んでいた姿が目に入ったと振り返った。そのうえで、軍縮に向けた人々の行動の重要性を指摘し、政権として17年1月20日の任期最後まで核兵器なき世界に向けて取り組む考えを示した。

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