以前、妻が妊娠中にウォーキングデッドを見ていたという話から、「恐怖によるしつけ」は子供の教育上どうなのだろう、という記事を書きました。
そして、先日義理の母から送っていただいた荷物の中に、新聞の切り抜きが。
「なまはげ」の恐怖により信頼感を高める巧妙な構造とは!?
そこでは、自分が以前書いたのと同じような内容について、「なまはげ」を例にして考察されている記事がありました。
記事の中では、
公共の交通機関などで子供がぐずった場合など、本当はそういう場で泣いては周囲に迷惑がかかることをちゃんと子供に説明をして泣き止ませたいところだけど、周囲がすぐ結果を出すように求めじっくり言い聞かせるのを待ってくれない。そういう点で今の親は大変だと思う、とありました。
そんな場合に、いう事を聞かせるときにもので釣ったりお化けや鬼を出すのは、ある意味仕方ないかなと育児をしている今では思うようになりました。
でも「なまはげ」は、ただ驚かすだけではなく「泣ぐ子はいねがあ」と言いながら家に入ってくることで、子供はおびえますが両親や祖父母がそばでぎゅっと抱きしめることで、怖さを教えると同時に守ってくれる人の安心感と信頼感が増し、「この人の言う事を聞こう」と思うようになるという巧妙な構造だそうです。
親が恐怖を与える対象になるのとは確かに全然違いますね。
「ねないこだれだ」はしつけ本ではない??
自分が子供の頃にもあった「ねないこだれだ」の作者である、せなけいこさんのお話も書かれていました。
寝ない子誰だしつけのために描いた本ではないそうです。
オバケは怖いけど、子供にとっては楽しい存在でもある。親もオバケの世界を一緒に楽しんでみることを薦めていました。
思い返せば、ゲゲゲの鬼太郎とか子供の頃によく見たてたけど、本当にいたら面白いのになと思う妖怪ばかりだった。子供を怖がらせてしつけるだけの対象ではなくて、ちょっと怖いけど見てみたい、そんな存在であればいいのになと思います。
今はこんなのあるの!?鬼からの電話アプリ
なんと鬼から電話がかかってくるアプリがあります。
無料(アプリ内課金あり)で使えるアプリですが、なかなかの出来です。
このアプリをしつけに使うのはやはり賛否両論がありますね。
クオリティが中々高い分、本当に怖がって寝れなくなってしまう子もいるそうですし、このアプリのせいで夜中の着信音だけでビビッて布団に潜り込む子もいるそう。
すぐ寝てくれるのは親にとってはありがたいのかもしれませんが、怖がらせるだけではやはりあまり良くないような気がします。なまはげのように、鬼が来ると言っても親が守ってあげられるような立ち位置で、鬼から電話がかかってきても両親のいう事を聞いていれば大丈夫、そう思ってもらえるように上手に使うと良いかもしれませんね。
子供心にトラウマになった「地獄先生ぬ~べ~」
ちょっと話がそれますが、子供心に「地獄先生ぬ~べ~」は怖かったなという事を思い出しました。特に「テケテケ」「赤いちゃんちゃんこ」。「鏡の中の悪魔」の話では、子供ながらに母親の化粧台の鏡と手鏡で合わせ鏡をするのが怖くなった、悪魔が写り込みそうで。。
そんな中でもケサランパサランはまれに見かけると「おしろいで増えるんだ」と思っていまだに楽しくなります。あれが妖怪だと考えるとちょっと面白いですよね。
自分が良く道端を歩いていて見かけるケサランパサランのような綿毛は、たぶん「あざみ」の種だと思うのですが、その中のどれかは妖怪ケサランパサランかも!?
そんな感じで、親子で妖怪やオバケの世界を楽しめたらいいなと思います。
○夫に家事の手伝いをお願いする時に気を付けるといいかもしれないこと