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舛添知事に自公との“裏取引”疑惑…都議会追及は茶番劇か

「自民党が何度も『身を切る決断をしろ』と迫っていましたが、どこまで本気か測りかねるところがあった。もしかしたら、両者の間で“落としどころ”が決まっているのかもしれない。この後の総務委員会で、舛添氏が『給与の返納』などと言い出す可能性はあると思います」

 つまり、すでに舛添氏と自公の間で何らかの“裏取引”が交わされた疑いだ。そもそも本気でやるなら、強い調査権限を持つ百条委員会を設置すればいいだけの話。舛添氏と同じように議会でノラリクラリだった猪瀬直樹前知事も、百条委員会の設置が決まった途端、辞めている。政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「自公は“舛添与党”ですから本気で追い込むつもりはない。ただ、都民の手前、取りあえず追及の形をとっているだけ。“八百長”質問は迫力を欠き、舛添氏も余裕の受け答えでした。中央政界も『オレたちに関係ない』『巻き込まれたくない』と沈黙している。このままでは逃げ切ってしまうでしょう」

 舛添知事を許す自公の都議、国会議員たちを、都民はよ~く覚えておいたほうがいい。

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