先月の現金・預金の残高 高い伸び続く
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日銀のマイナス金利政策を受けて、運用していた資金を現金や預金に回す動きが広がったため、先月、世の中に出回った現金や預金の残高は、ともに去年の同じ月と比べて6%台の高い伸びとなりました。
日銀の発表によりますと、先月、世の中に出回った現金や金融機関に預けられた預金など通貨量の平均残高は、去年の同じ月と比べて2.8%増え、1256兆円となりました。
このうち、金融機関に預けられた預金の平均残高は571兆円で去年の同じ月と比べて6.8%の増加、世の中に出回っている紙幣と硬貨の合計である現金の平均残高も91兆円と去年の同じ月と比べて6.4%増えました。預金、現金ともに前の月の伸び率と比べてやや縮小したものの、6%台と高い伸びが続いています。
これは、日銀がことし2月に導入したマイナス金利政策の影響で金利が低下し、企業や個人が運用していた資金を現金や預金に回す動きが続いているためです。日銀は「企業や個人が資金を手元に置く動きは続いているが、先月、現金や預金の伸び率が前の月よりもやや縮小した分が投資や消費に資金が回ったことがあったかどうか見極めたい」と話しています。
このうち、金融機関に預けられた預金の平均残高は571兆円で去年の同じ月と比べて6.8%の増加、世の中に出回っている紙幣と硬貨の合計である現金の平均残高も91兆円と去年の同じ月と比べて6.4%増えました。預金、現金ともに前の月の伸び率と比べてやや縮小したものの、6%台と高い伸びが続いています。
これは、日銀がことし2月に導入したマイナス金利政策の影響で金利が低下し、企業や個人が運用していた資金を現金や預金に回す動きが続いているためです。日銀は「企業や個人が資金を手元に置く動きは続いているが、先月、現金や預金の伸び率が前の月よりもやや縮小した分が投資や消費に資金が回ったことがあったかどうか見極めたい」と話しています。