脱サラでトマト農家へ。自立型ロボットで農業に革命を起こそうとする男性
18世紀以来の農業革命となるか。
我々の生活になくてはならない存在ながら、「労働」という観点から見ると、キツい、地味といったイメージが先行してしまう農業。しかしその世界に、ロボットで革命を起こそうとする方がいました。
フューチャアグリ株式会社は、農作業にロボットを導入することで、農業にイノベーションを起こそうとする企業。社長の蒲谷直樹さんは、メーカーでソフトウェアの研究開発に携わっていたものの、49歳にして一念発起し脱サラ。その後、トマト農家に転身したという異色の経歴を持つ方です。
そんな蒲谷さんが開発するロボットには、以下の4つのこだわりがあります。
1:実用的であること
2:自律型
3:低コスト
4:人と協調して働くこと
特に「2:自律型」に関しては、ラジコンのように人が操作するものはロボットと定義せず、「自律的に活動するもの」であることが条件。そして「3:低コスト」に関しても徹底的なこだわりがあり、ロボットの頭脳となるコンピュータには、数千円で購入できるあのRaspberry Piが使用されているそうです。
先日、農業機械大手のクボタとNTTの提携のニュースをお伝えしましたが、これからいよいよ農業のロボット革命がはじまるのかもしれませんね。
蒲谷さんのブログでは、日々の奮闘記、それにかなり詳細なソースコードなども紹介されていますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
image by Manjith Kainickara via Flickr
source: フューチャアグリ株式会社, トマト農家のロボット創り
(渡邊徹則)
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