古今東西多くのミステリを読んできたが、最近どのミステリを読んでも既存のパターンで処理できてしまって飽きを感じている。
そこで、敬遠してきた異種ルールに基づくミステリに挑戦してきた。
異種ルールの定義だが、端的に言えば現実ではありえない事が基礎となっているミステリのこと。
そのミステリの中の世界でのみ成立していて、それがメイントリック含め世界観を構築するのに役立っている物だ。
かといって、論理的に破綻しているのではなく、そのルールに沿ってミステリ世界が構築されていて、破綻していない物が良い。
今まで読んできたのは以下のニ冊
生ける~の方は、異種ルールという前提に基いて理論構築されていて、久々に良い読書体験ができた。
七回の方は、好き嫌いが別れる作品だと思ったが、まあ、悪くは無かった。
とりあえず、有名所の二冊を薦められたので読んでみた。
今は、折れた竜骨も薦められたので読んでみようと思うのだが、他にも、おじさんの知らないミステリを教えていただけると非常に嬉しい。