タイトル:デンジャラス・バディ
(原題: The Heat)
「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のポール・フェイグ監督が、同作で大ブレイクしたメリッサ・マッカーシーと再びタッグを組み、共演にサンドラ・ブロックを迎えて贈る全米大ヒット・アクション・コメディ。ボストンの麻薬組織を捜査するためコンビを組むハメになった堅物女FBI捜査官と地元の破天荒女刑事が繰り広げるドタバタ劇をコミカルに描く。
予告編
なぜか日本語版が見つからない・・・それでも魅力は伝わるはず。
DVDの予告なら日本語であります。こちら↓
レビューと評価
総合:★★★★☆(4.0)
今作の邦題とキャッチフレーズはなかなかいいセンスしていると思います。「この二人、混ぜるな危険!」まさにそうでした。
サンドラブロックの相方にあのメリッサ・マッカーシーが出演しているということで、その巨体からタイトルの「バディ」は「Body」かと思ってましたw が、多分これは相棒としての「Buddy」でした。見終わったあとにこの本当の意味が理解できるので、お楽しみに。
同じくサンドラブロック主演の「デンジャラス・ビューティー」とは全く異なるのですが、なぜか似たタイトルを冠しているのは、彼女の役柄がまるでそれで、続編のように見えるからですね。デンジャラスビューティーではフガフガと鼻癖の悪いおっちょこちょいなFBI捜査官でしたが、今回の「デンジャラス・バディ」では非常にキレ者の優秀なFBI捜査官を演じています。
僕が「BODY」と勘違いしたのも当然、メリッサ・マッカーシーの巨体とその迫力のあるセリフまわし、キャラクター、演技に圧倒されることまちがいないでしょう。実はこの人、「世界で3番目に稼ぐ女優」*1としても有名なんです。美女や名女優が渦巻くこの世界でデブキャラで人気を博しているのです。ちなみに1位はあのジェニファー・ローレンス*2で、2位は俺のスカーレット・ヨハンソン!*3です。この人たちに続くとかすげー。(つーか、1位が結構意外ですね。ジュリアロバーツとかありそうだと思ってたんだけど)
話を戻して、彼女の脳裏に焼きつくボディとキャラクターにサンドラ・ブロックが融合したらどうなるでしょうか!実際は見てのお楽しみということで、「この二人、混ぜるな危険」です。
ストーリーは至ってシンプルで、麻薬組織を捜査するために動き出したFBIと現地警察が、良くある「管轄争い」をめぐって対立をするも、なんだかんだ 協力しつつ悪を倒す!と言った感じです。まぁ、麻薬取締局の人間も間に入ってきたり、「まさかこいつが!」なんて要素もちゃんと盛り込まれているので、犯罪捜査系の映画としてはちゃんとしています。
捜査モノとしてのクオリティ以外に特に良かったのは、何と言ってもやはり主人公FBI捜査官サラ・アッシュバーンとボストン警察のシャノン・マリンズ刑事二人の友情ドラマでしょう。最初は「なんだこいつ」と両者まったく異なる性格、いや、あまりにも一致しすぎてウマが合わず、喧嘩ばかりしていましたが、お互いの心の内をさらけ出すことと、ある出来事がきっかけで二人の絆は深まります。アクションコメディ映画であるにもかかわらず、ラストはシャノンのメッセージに思わずうるっときてしまいました。
おすすめです!
俳優:★★★★☆
サラ・アッシュバーン - サンドラ・ブロック
サンドラ・アネット・ブロック(Sandra Annette Bullock [ˈsændrə ˈbʊlək], 1964年7月26日 - )は、アメリカ合衆国の女優、映画プロデューサー。愛称は「サンディー」である。
サンディー!(←今知った)この役に戻ってきてくれて嬉しい、それが率直な気持ちです。フガフガは消えて、よりクールな女捜査官になってしまいましたが、「結婚できなさそう」なイメージは健在。今作も楽しませてくれます。たぶん僕以外も同じように感じていることだけど、鼻の穴が強調されるのであんまり可愛くないなーとか思っていると、めっちゃかわいいと思う瞬間があって、そこが魅力的なんかなぁ。
最近の出演作品では「ゼロ・グラビティ」は超おすすめです。つーか、同じ年に公開してたwww
シャノン・マリンズ - メリッサ・マッカーシー
メリッサ・アン・マッカーシー(Melissa Ann McCarthy, 1970年8月26日 - )は、アメリカ合衆国の女優、コメディアン、脚本家、プロデューサー。
実は彼女出演の作品は初めて見たのですが、この1本ですでにファンになってしまうほど強烈なキャラクターと実力の持ち主だということがわかります。「人はな、顔じゃねえ!」ということを教えてくれますよ。知らない人はゼッッッタイにみましょう。こりゃ世界3位だわ。圧倒的女優。
脚本:★★★★☆
笑いあり、涙ありの王道捜査ドラマ。プラスして、主演女優二人のキャラクターがしっかり立っていた。シンプルが故に「物足りなさ」を感じるようであれば、映画の見過ぎかと。
演出:★★★★☆
全体を通してコメディ色が強く、特にメリッサ・マッカーシのキャラが際立っていました。まぁ3.5くらいかなと思っていたところ、最後の泣きのシーンのせいで星4に昇格。
その他
実は「デンジャラス・ビューティー1・2」の方も原題は異なっているんですね。元々は「Miss Congeniality」と言いますがどうやってもカタカナで表記すると読みにくいし単語が理解できないだろうということで・・・今作とは製作陣も全く異なりますが、邦題的にシリーズとしてみる形でも面白いと思います。
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