ハノイ=佐々木学
2016年6月9日01時19分
ベトナム紙タインニエン(電子版)は8日、中国が人工島を造成して開発を進める南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島のジョンソン南礁(中国名・赤瓜礁)の最近の様子を、写真つきで報じた。建物の上に機関砲のようなものが複数見え、軍事施設のような外観となっている。
同紙関係者によると、写真は5月29日撮影。ベトナム軍の船がジョンソン南礁から約5キロの地点まで近づき、同乗した同紙記者が撮影したという。朝日新聞が同紙から入手した写真と動画では、高さ約50メートルとみられる灯台や複数階建てのビル、複数のレーダーアンテナも確認できる。
同紙は今年4月にも、同じように中国が人工島を造成し、レーダー施設などを配備している南沙諸島・ヒューズ礁(中国名・東門礁)の人工島の様子を洋上から撮影し、報じている。
南沙諸島ではベトナムのほか、フィリピンなども領有権を主張している。(ハノイ=佐々木学)
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朝日新聞国際報道部
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